赤×桃 ページ44
緑「しげ、体調はどう?」
赤「もう大丈夫やで!」
青「でも傷、消えへんな…」
このまま学校に行ったら、きっとみんな心配するやろな。
桃「あと1週間くらいは我慢やな」
赤「え〜嫌や〜」
緑「今無理したらあかんって」
青「じゃあさ、今度の日曜みんなで遊び行ったらええんちゃう?」
桃「流星、今無理したらあかんって言うてたで?笑」
青「遠出やなくて近場でなら大丈夫やない?」
緑「あー、確かにそれなら何かあったときすぐ帰れるしな」
桃「しげ、どうする?」
赤「…行きたい。行きたい行きたい行きたい!!!」
桃「お、おう」
赤「どこ行くん?!なぁ流星どこ?!」
青「え、あ、いや、まだ決まってへんけど」
緑「しげ行きたいとこあるん?」
赤「ある!遊園地!」
青「遊園地?なんで?」
赤「そ、れは…夢やったから」
緑「夢?」
赤「小瀧と行くの、夢やったもん」
少し恥ずかしいのか、下を向いてるしげ。
緑「やってさ!のんちゃん、ええやろ?」
桃「ん。ええよ」
赤「決まりや!流星頼んだで!」
青「え?あ、あぁ。任せとき!」
そしてついに日曜日。
俺はしげの家まで迎えに行って、四人で遊園地へ向かった。
あれから4日たったからか、しげのあざもだいぶ消えてきた。
緑「すげぇな。めっちゃ人いるで」
桃「日曜日やしな〜」
青「しげ、なに乗りたいん?」
赤「俺が決めてええの?」
緑「ええよ。しげのための日やからさ」
それから、しげが乗りたいもの全部乗った。
桃「ちょっと休憩しようや」
緑「やな」
青「一気に乗ったからしげも疲れたやろ」
赤「でも楽しかったで!」
こんな楽しそうなしげ、久しぶりに見たかも。
でもずっと家で過ごしてたしげからしたら、今日ものすごい疲れたんやないかな。
桃「しげ、大丈夫?」
赤「ん?なにが?」
桃「けっこう疲れたんやないかなって」
赤「んー、少し!」
こいつはいつまでたっても気遣ってるんやなー。
まぁそれがしげなんやけど。
赤「俺あれ乗りたい!」
緑「観覧車?」
青「ド定番やな」
桃「乗る?」
赤「乗る!」
緑「いってらっしゃい。俺たちはここで待ってるわ」
桃「ありがと」
俺としげは、最後に観覧車へ向かった。
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作者名:・み・ | 作成日時:2019年5月22日 12時