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赤×桃 ページ39
桃「な？大丈夫やったやろ？」
赤「小瀧がおったからやわ。ありがとう」
俺の横で幸せそうに微笑んだ。
顔のあざはまだ痛々しくて、どれだけ辛かったんだろう、怖かったんだろう。
桃「俺の方がありがとうやで」
赤「小瀧？」
俺のために別れを告げて、あいつのとこいって傷つけられて…
毎日毎日耐えてきたんやろうな。
しげと別れて、泣いてばっかだった自分が情けなく感じた。
でもこれで気づいた。
しげを幸せにできんのは俺しかおらん。
だから、俺はこいつを守り続ける。
桃「しげ」
俺は立ち止まって、しげを抱きしめた。
桃「もう絶対離さへんよ。口に出すの苦手やけどさ、ほんまに大好きやから」
赤「一生小瀧から離れてやらんわ。…なぁ小瀧」
桃「ん？」
赤「大好きやで」
しげは満面の笑みで言った。
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年5月22日 12時
