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赤×桃 ページ12
赤「…や、辞めろや〜！強引やなぁ小瀧は〜！」
しげの腕は、昼休みに見た擦り傷よりもひどい傷が何個もあった。
こけて擦りむいた傷なんかやない。
桃「なぁしげ話してや。頼むから」
赤「なんのことやねんー！あ、小瀧の好きなとこ？そんなんいくらでも話せるで？」
桃「そうやなくて。なにがあったん」
赤「やからなんも無いってー」
桃「とぼけんな」
赤「…ほんましつこいで」
さっきとは違う声でしげが言った。
桃「なんやねんそれ。」
赤「なんもない言うてんのにさ。なんやねんほんま。そんな知りたいやったら仕方ないやんな」
しげは俺のことを見ないまま、続けた。
赤「別れよ」
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年5月22日 12時
