ニート更生委員、重岡大毅《赤》 (ページ7)

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ニートが6匹ページ7

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夕食を食べ終わったあと、シゲは食器を片付けに
奥の台所に引っ込んでいった。

先にお風呂に入るように言われ、
今の私には到底似合わない桃色のパジャマを片手に浴室に行く。

しっかり温まった湯槽に身体を沈めていく。

今日一日で色んなことがありすぎて、頭がパンクしそうになる。

すっかり温まった身体をパジャマで包み込んで、リビングに戻る。

「ん、もう上がったんか。ドライヤーあるから乾かし」

「ああ、うん……」

「なんや、えらい可愛いパジャマやなぁ」

「似合ってへんやろ、私にこんなん」

「んーや？よお似合ってんで」

そう言って、また左頬に特徴的な笑窪をつくる。
お世辞で言っているのか、本気で言っているのかわからない。

「……ありがとー」

「感情のこもっとらん感謝やのぉ。
　ほんなら、俺も風呂入ってこーっと。
　
　あ、覗きは厳禁やからな～？」

「覗かへんわ」

なんの根拠もないけど、シゲなら更生できそうな気がする。
あ、気がするだけやで？

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