白と橙の日常 ページ28
.
(side ORANGE)
「さあ照史くん」
桐「はいよ」
「ラーメン食べに行こ」
桐「wwこの合間に？」
「1時間あったら食べに行ける」
桐「デリバリー頼もかそれはw」
「ンン゛」
桐「唸るなww」
撮影合間の楽屋。
撮影終わりで速攻楽屋に戻ったAは俺を見るなり腕まくりをして、溌剌とした笑顔でラーメン宣言。
どうしても店舗で出来たてが食べたいらしいお姫さんは俺がデリバリーの選択肢を取ると不服そうに唸り声をあげるけど、言うて1時間しかないからな？笑
次の撮影の準備もあるし、それはさすがに持ってきてもらおか。笑
「どれするー？」
桐「好きなんにしいよw」
「ラーメンのおかず食べてあげるしな♡」
桐「はいはい、喜んであげるわ」
「しげちゃーん」
重「俺どれでもええ」
デリバリーのメニューを見ながら悩む素振りを見せた姫が続いて楽屋に戻ったシゲを呼ぶけど、シゲはもういつもの事やからと聞かれる前に返事しとる。
うーん、なんて悩む素振りを見せながらも頭の中では決まってるみたいで、メニュー持ちながらマネージャーのとこまで小走りで。
これとこれとー、なんて俺の分まで注文してくれて、あとこれも、と追加したのは多分シゲちゃんの好きなキムチ。
あんまり辛いときはAが食べてるけどな。
携帯触ったりテレビ見たり、テレビで紹介されてる料理で余計に空腹感じてお腹さすったり。
受け取ってくれたマネージャーが俺らの楽屋まで運んでくれれば、きらっきらに目を輝かせて受け取って俺の元に持ってきてくれる。
「食べよ！」
桐「wwいい顔してるわww」
「お腹減ってるで」
桐「知っとるwはい、いただきまーす」
「頂きます！」
次々撮影を終えて楽屋に戻るメンバーが俺らの横を通る度に「美味そう」なんて口々に。
やろー、なんて嬉しそうに言うからたまにそのまま一口取られてる。笑
桐「美味いなあ」
「美味しいよなあ、照史くんがラーメン食べてるとこ好きやわあ」
桐「ww美味そうに食うてる？w」
「うん、ラーメン好きですって顔してる」
桐「実際好きやしなw」
ケータリングで食事を済ませたシゲが無言でAの隣に座れば、嬉しそうにラーメン食うてたAがキムチとチャーシューをシゲちゃんにあげて、仲ええなあって幸せになる。
夜はこんなに食べたらあかんでってこっそり忠告されるけど、昼にこんだけ幸せな思いできたら今日の夜はなんとか我慢できそうやわ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 981人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。更新も楽しみにしています、がんばってください＼(*⌒0⌒)♪ (6分前) (
レス) @page18 id: 30496740e3 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 楽しく読まさせて頂いてます。イブとクリスマスのお話が読みたいです。イブはシゲとクリスマスはメンバーと一緒のお話。 (2022年12月23日 16時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - 亜由さん» 亜由さん、コメントありがとうございます。読んで頂けて嬉しいです、丁度本日書いていたので書き上げる活力になりました。ありがとうございます、それとお待たせしたようですみません。またお時間のある際に覗きに来て頂けると喜びます。楽しんで頂けますと幸いです。 (2022年12月20日 21時) (レス) id: 4b185b5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 遅くにすみません。小説読みました。白と赤の日常のお話が読みたいです。 (2022年12月20日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：竜胆 | 作成日時：2022年11月17日 18時
