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夜に大倉から電話。



「どうした?」




「ごめん、今来れる?」




い、今か...
兄ちゃんいるしなぁ...と思ったらダイニングテーブルに、呼び出されたから明日帰る!
と置き手紙。





「あ、うん。大丈夫いけそう」
 



やっぱ、血は繋がってないけど兄妹って似てくるんだろうか。侮れない。
兄も女に呼び出されたんだろうきっと。




「ありがとう」



と言われ、プツッと電話が切れた。
だいぶ、病んでるな...
お互いの傷は、癒してあげないとな...
わたしもだいぶ世話になったし。
大倉から呼び出しなんて珍しい。





うちから大倉の家はそんなに遠くなくてチャリで20分くらいの距離。遠いのか??




「ううっ夏なのになんか寒い」




結構な夜中で携帯をみると普通に日付越えている。明日、これ授業切るコースだなこれ。






ピーンポーン




インターホンを押すと、すぐにドアがひらいた





「A...」




完全に弱ってる。さっき、バンド練おわりで眠そうにしてたのにあれからなにがあったんだろう。






「どうした?」




なるべく、優しい声で声をかける。




「わっ!」


 

いきなりわたしに抱きついたのでびっくりした。




「あ、ちょっと...」




とりあえず、玄関のドアを閉める。




「ちょ、本当にどうしたの?大丈夫?」




「ごめん...」




な、泣いてるじゃんこいつ...




「よしよし」




わたしは、玄関で膝をついて大倉の頭を胸に抱えて撫でてあげる。遠慮なしにわたしの服に鼻水すすりつけている彼。今、来てるのGUの安い服でよかったわほんと。




「ヴゥゥウーー」



ゴリラみたいに大泣きするもんだから思わず笑いそうになるのを堪える。

 




しばらくすると落ち着いたのか、彼はわたしの服のボタンを上から外していく。




「胸、大きくなったな。俺のおかげ」



 
「はぁ?!」



まぁ、元々そんな貧乳ではないからな。
そんな話はどうでもよくて!!!




「静かにして」




あっという間にタンクトップも脱がせて、上半身はブラだけになった。





「ん...」




彼はブラの上からわたしの胸にそっと触れる。
そして、丁寧に揉んでくれた。




「なぁ」




「はい?」




「今から、お前のことあいつやと思って抱くから、お前もそう思って」
 






...。






目を閉じて、ゆっくり想像する。









丸山先輩がわたしの肩に手を触れて、優しく優しくキスをする。

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あけ(プロフ) - ∞青薔薇∞さん» 見に来てくれてありがとう〜!もっとバクバクさせるようにがんばるね← (2017年9月20日 17時) (レス) id: a71eee39fa (このIDを非表示/違反報告)
∞青薔薇∞(プロフ) - こっちも見に来ましたあぁぁぁ!もう既にこれからの展開が気になって心臓バクバクしてるよ!? (2017年9月20日 17時) (レス) id: ad98f1df92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あけ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年9月20日 11時

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