あの子はメンバーあの子は彼女 (ページ4)

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某音楽番組の楽屋にて
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your side

『なぁなぁ濵ちゃん』

濵「んー？」

『一緒に自販機行こ？』

小「A！俺と行こ！俺も自販機行きたい！」

『えぇ〜のんと行くの(´･_･`)』

濵「今回は2人で行っといで笑」

『濵ちゃんが言うならそうする…笑』

中「あいつ濵ちゃんに言われたらなんでも聞くな、ほんま笑」

桐「迷子ならんように戻っておいでよ〜」

『は〜い！』

そんなこんなでのんと一緒に楽屋を出て自販機を目指していたとき

小「なぁ、今日の共演者覚えてる？」

『全グループはさすがに把握してないけど…？』

小「え、じゃあまさか知らん？！笑」

『なにを、？笑』

小「いや、知らんならええねん！！笑」

『えぇ〜気になるやn…』

そう言ってパッと視線を前に向けた瞬間

『ああっ！！！！たつくん！！！！』

距離が遠くてハッキリは見えないけど、ちょっと猫背ぎみな背中にあの歩き方。髪の毛の感じから醸し出している雰囲気まで、間違いない。あれは絶対たつくん！！！

そうと決まれば話しかける以外の選択肢はなくて、

『のんごめん！買ったら先戻っててええから！』

小「はぁ?!もぉ〜こうなるから…」

少々呆れたように笑っているのんを横目にたつくんの元へと一直線に走り出す

『たつく〜〜ん！！！』

直前でちょっとだけスピードを落として(たつくんは腰が悪いからね、負担かけちゃだめだもんね)後ろから思いっきり抱きつくと

深「うおっ！やっぱAか！笑」

『声聞こえた時点で気付いてたやろ？笑』

深「そりゃ〜気付くよ」

『え〜嬉しいたつくん好き！』

深「はいはい、あんがと。わら」

いつものように優しく笑いながら頭をポンポンと撫でられて、一気に顔が熱くなるのを感じた

……ほんまにいちいち格好良すぎるんよなぁ

なんて思っていると

深「Aさ、出番まで時間あるなら俺らの楽屋来たら？」

『え、ほんまに?!行きたい!!!』

深「んじゃ行きますか、わら」

『ちょっ、たつくん、手…！』

深「あれ？繋いじゃダメだった？わら」

『っ、あ〜〜もう格好良すぎやねん！！！！』

深「Aさん？恥ずかしいから静かにして？笑」

『無理！！！！』

深「なんでだよっ！わら」

…