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(( 重岡 side ))
何やねん 。
神ちゃんも 、流星も 。
重「 ほんま放っといてくれ … 」
鍵が開けっ放しで解放されている屋上の
ドアを開けて 、フェンスに勢いよくもたれる 。
残暑とは言えど 、この時期になると気温も
高すぎず 嫌な暑さじゃないし 、
吹く風も気持ちいい 。
朝から説教をくらい気分が乗らない俺は 、
1時間目をサボることにした 。
って言うても 、まだ始まってへんけどな 。
重「 … あ 、」
体制を変えて自分の正面側をフェンスに
向けると 、下方に登校してくる生徒たちの
様子が見えた 。
その中にはっきり見える 、Aと小瀧の姿 。
重「 うっわ … 見てもうた 」
あいつら また一緒に来てんのか 。
思えば 、最近ずっと 一緒に帰んのも
断られてるしな 。
何なん？ あの二人 。
俺より小瀧か 、あいつは 。
さっきの説教に対する煮え切らなさも相まって 、
イライラが急に体内に広がっていく 。
説教といえば 。
重「 … 何がアカンの？ 」
別にえーやん 。誰と何しようが 。
そうさせる Aが悪いんちゃうの？
… ってAに言うたら 、また
思考回路おかしい とか思われるんかな 。
重「 悪循環や … 」
Aは 、俺がこないだ熱を出したぐらいから
ずっと 素っ気無い 。
そんで 、何かにつけて小瀧にべったり 。
意味分からん 。
重「 何したいんや 、あいつ 」
正直 、小瀧さえもAに近づけたくない 。
でも 、小瀧やし 。
あいつ相手に「 Aに近づくな 」って
言うんも 阿呆らしい 。
もともと一緒に居るんやしな 。
… ま 、ええか 。
俺もそんな小さい男ちゃう 。
はあ 、と一息ついた その時 。
「 だーいきっ 」
重「 … あ 」
俺の右側の2メートルくらい先に立つ
一人の女子 。
この子の名前 … 何やっけ 。
「 こんなとこに居ったんや 。行こっ？ 」
.
＿＿＿
初の重岡サイドです 。
い 、いかかでしょうか …？ ←
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作者名：なつめ
| 作成日時：2013年9月22日 0時
