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「はぁ….…」
片付けくらいはやらせて、と言ってキッチンでお皿を洗っている彼。
私に背を向けている彼の姿と、時計を見て、小さく小さく溜息をついた。
きっとこの溜息は、テレビのバライティーの賑やかな音が掻き消してくれている。
( もう9時か… )
今の時間は21時のちょっと前くらい。
私の気持ちはどんどん暗くなっていく一方だ。
何故かって言うと
…私の家は、もう大学生なのに門限があって。
門限があるのは100歩譲っていいとして、
門限の時間が問題で、22時なのだ。
22時なんて、普段から早いって感じるのに、今日なんて尚更だ。
せっかく淳太が就職先が決まって、ゆっくりできるようになったのに。
しかも今日はクリスマスなのに…
誕生日や記念日とは違うけど、特別なんだ。
それなのに、またこうして時間を気にしなくちゃいけない…こんなの嫌だよ。
今日は淳太が1日借りてくれたからレンタカーがあって
家まで送ってくれることになっているから、いつもよりは別れるのは遅くなるけど……
それでも、もうそろそろ家を出なくてはいけない。
( ほんとやだ…… )
「A？」
いつの間に片付けを終えた淳太が、心配そうな顔をしてソファに座る私の足元にしゃがんだ。
「どうかした？」
私はその質問に答えられず、クッションに顔を埋めた。
「ちょ、ほんまなんかあったん？どした？テレビ怖いのやってたん？」
違う、と首をふる。
「……時間…」
私の肩をさする彼の手が一瞬止まった。
そして『あぁ、もうこんな時間か』と言う。
帰りたくない…もっとずっと一緒にいたいよ…
「A」
「…ん？」
クッションから顔を持ち上げると、彼と目が合う。
目が合うと、私の肩に置いていた手を、今度は私の頭の上に置いた。
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「今日、泊まってく？」
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ash(プロフ) - あゆさん» あゆさん初めまして！キュンキュンしてもらえて安心しました、一気読みもありがとうございます。w こちらこそ読んで下さってありがとうございました！！ (2018年2月16日 10時) (
レス) id: c2521dc1fd (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 初めまして。一気読みしました。凄くキュンキュンしてもう心がしんどいです。w 素敵な作品ありがとうございますm(__)m (2018年2月16日 5時) (レス) id: a9e50c2210 (このIDを非表示/違反報告)
ash(プロフ) - mocoさん» mocoさんこんばんは^ ^ ありがとうございます！淳太くんファンの方にそう言っていただけて嬉しいです… こちらこそ、読んで下さってありがとうございます！！ (2018年2月16日 1時) (レス) id: c2521dc1fd (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - ashさん» こんばんは(о´∀`о)完結おめでとうございます。淳太くんファンなのでもうキュンキュンしまくりです。素敵な作品をありがとうございます♪ (2018年2月16日 1時) (レス) id: 1a5ac77311 (このIDを非表示/違反報告)
ash(プロフ) - mocoさん» 返信が遅れてしまいすみません汗 そう言っていただけてすごく嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年2月12日 20時) (レス) id: c2521dc1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ash
| 作成日時：2017年12月11日 21時
