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「お兄さんって、私がいれば何も要らない?」
悟「? 当たり前じゃん」
「じゃあ、彼女も奥さんも、要らないの?」
悟「え、」
ゴホッゴホッ
Aからのいきなりの言葉に驚いて
飲んでいた紅茶を吹き出しそうになる。
悟「どうしたA、僕なんかしたっけ?」
「だってお兄さんの年齢、普通は結婚する歳だって
インターネットに書いてた」
うん、僕28だもんね。
四捨五入したら30のおっさんだもん。
「だから、お兄さんが結婚したら私って
どの立場なんだろうって一昨日くらいから
考えてて…」
悟「いやいやいや、僕は結婚もしてないし
彼女もいないし、、」
ていうかA以外の女なんて女じゃないって伏黒恵にも宣言したくらいだし、そりゃ仕事関係で女性の連絡先は持ってるけど…それは仕方がなくて。
「お兄さんは私が1番だもんね、置いていかないでね」
「お兄さんは私のモノだし、私はお兄さんの
モノだよ。」
(抑えろ、理性理性)
最近のAはいつもこうだ。
僕を縛る。縛られるのは嫌いだけど
Aは対象外。
もっと僕を縛って欲しいくらい。
「悟お兄さん、私がこれから成人したら、
どうするつもりなの?」
悟「どうするって今までと同じように…」
「やっぱり、お兄さんは私のこと子ども扱い
してる。」
彼女はソファーに腰掛けている僕の隣に座ると
ムッ、と怒った顔をした。
悟「Aが積極的なんて初めてだねぇ?
なぁーに、心配?」
「ほら、また子ども扱い!」
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ここからちょっとオトナ(?)です…
苦手な方ブラウザバックお願いします、💦
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作者名:tsuki | 作成日時:2020年11月28日 21時