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「お兄さんの、そばに居たいな」



五条「そんなことでいいの、?
もっとこう、例えば…」




「お兄さんと暮らしたい、お兄さんとご飯食べて
おままごとして、それで…」



(あ、、 そこまで我慢してたのか)



声が震える彼女の顔を見ると、涙ぐんでいて、
彼女の口からやっと聞けた本音はちゃんと
年相応のものだった。


おままごと、お姫様ごっこ、お人形で遊ぶ、
絵本を読む、可愛いキラキラした物が欲しい。




五条「お兄さんが全部叶えてあげるからね。
これからAは僕の子。」



(あの親のことなんて忘れてよ、なんて言えないな)



「やっぱりお兄さんはいつ見ても、
ヒーローだね、かっこいい」



ニコッと涙の跡を残し笑ったAは、
お兄さんの家広いねー!と酷く静かく無駄に広い
リビングを走り回っていた。



(あーもうガキは嫌いだったはずなのに
Aが可愛くてしょうがないなぁ)



ちょっと親心、に近い何かを感じたことが
自分自身でもおかしいなって少し笑えた。



_______


(ここで過去side一旦終了します〜 ‪.ᐟ‪.ᐟ
次回から現在の物語に戻りますm(_ _)m)

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作者名:tsuki | 作成日時:2020年11月28日 21時

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