共依存 _ 五条悟 _ 【ヤンデレ】 (ページ23)

今日:17 hit、昨日:26 hit、合計:370,827 hit

22 ページ23

＿＿＿＿＿＿＿

「お兄さんが言ってた事、本当だった！」

思わずびっくりし、1人大きな声を上げてしまったのは
その画面上に映し出された情報が
彼の言ったことを一致していたからだ。

昼間。

今日から月曜日なのでお兄さんは仕事へと向かって、
私は1人。

お兄さんは月曜日が大嫌いならしくて、
ずっと「行きたくない」を連呼しつつも
結局はちゃんと外の世界へ出かけて行った。

昨日お兄さんが話していたピーターパンの
お話について興味を持ったから調べていたら、
お兄さんが言っていたことは全てが正しかった。

やっぱりお兄さんはすごい。

「ピーターパンは、成長していった子供達を殺してたんだ…。」

(作者さん経由の広報の人が言ってるなら
本当って事だよね、？)

なんだか、すごく興奮した。

お兄さんは汚い、と表現していたけど
私にとってはなんだかまたひとつ、
お兄さんが知っている知恵を私も習得したみたいで
嬉しくなった。

「お兄さんをびっくりさせられるような事、他にはないのかな？」

なんだか楽しくなって今目の前にあるパソコンの
キーボードにまた手を触れた時、

ピンポーン

インターホンがなった。

(こんな昼間から、誰がなんの用だろう)

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

伏黒「あー、はい。
ちょっと調べたら出てきたんでちょっと捜査してきます。あー、分かりました。じゃあまた後で。」

一通り話を終わらせ、電話を切った俺は今、
でかいでかいマンションの前に立っている。

(こんな所に住んでんのかよ。)

やっぱりこの前会った銀髪の兄さんと妹らしき
人物の関係が気になって、色々調べたら
住んでるところが分かったわけだけど、
すげーデカくて驚いているのが今の現状だ。

黒いスーツに身を包み、堅苦しくカバンを持った俺はセールスマンか何かにでもなりきろうと思っている。

…セールスマンって具体的にどんな事すんのか分からねーけど。

まずは、インターホンから。

カバンが持たれていない左手の人差し指で
そっと、ボタンを押した。

＿＿＿＿＿＿＿