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12:雨女の発見 ページ17

あの後、5人に自己紹介をされた。この子達は4年生らしい。

すっかり意気投合した私たちは、ご飯を食べながら話していた。

「ほへー…、上級生だけがかかる妖術ねえ…」

そんなの掛けられたらすごいよね、と言いながら私は自分が作ったBランチのご飯を口の中にかきこんだ。

「前の天女は、無類の男好きでさ…、上級生に媚び売っては下級生にひどい仕打ちをしての繰り返しで…」

と言って眉尻を下げる田村君。私はなるほど、と言って相槌を打った。

「私は男好きではないけど…年下大好き」

と言うと、5人は驚いてうわぁ…と言った。

「引くことなくない!?」

ショタは正義だよ!?という私は半ば涙目だった。

そんなこんなで楽しく談笑しながら食べたご飯は、思いのほか美味しかった。

その後、秀作の所に行って事務仕事を手伝ったらもう夜中になっていた。

「ふいー…」

と息をついて押し入れから布団を出す。

いつまでも消えないとても甘くてきつい匂いはまるでこの押し入れを開けるのを毎回拒んでいるかのよう。

布団を出したその時、バサりと何かが落ちた。

「ん?」

布団を一旦床に置き、落ちたそれを拾う。

落ちたそれは、1冊のノート。

ぺらりとページをめくると

『元の時代の帰り方』

と言う題と共に、帰り方がつらつらと書いてあった。

「え、帰り方?」

私はそれをまじまじとみた。

そこには

帰り方
1、満月の夜、お守りを忍術学園にある池に浮べる
2、自身の血をお守りの上に1滴垂らす
3、1度手を叩き、頭の中に浮かんだ祝詞を何も考えずに読み上げる

と書いてあった。

「…これだけでいいの?」

と思ったら、下に注意と書かれた文がある

だが

「え、掠れてて読めない…」

そう、読めなかった。

でも、これは大発見かもしれない。

帰る方法を見つけたのだから。

13:怖いもの知らずの雨女→←11:雨女のやらかし


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設定タグ:忍たま , 天女 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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るーじゃすどれいんw(プロフ) - 主人公の人柄などなど大好きです!更新楽しみにしています。頑張って下さい! (2019年9月9日 22時) (レス) id: 6c9d28df35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明乃 | 作成日時:2019年8月29日 8時

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