【小説】神様の依頼箱

始まり。 ページ1

それは、未来のお話。

風月(ふうげつ)時代、日本国の技術は進歩し、世界一となった。
が、和の心＿＿＿＿すなわち昔の文化を忘れてはならないと言うことと
技術の進歩と共に増えすぎた人口を減少する為、

『各都道府県の所在地は城とすること。』
『市町村は城下町とし、洋風の建物は禁止すること。』
『国民はそれぞれ、刀、弓、槍、その他日本の武器を持ち歩くこと。』
『その武器においては自己責任で、１人につき３人殺して良しとする。』

が定められる。
警察は「新撰組(しんせんぐみ)」、政府は「幕府(ばくふ)」と名を改めた。


＿＿＿＿そんな中、新撰組の役に「神妖(かみあやかし)」と呼ばれるものがあった。

新制度で殺された人々は「妖(あやかし)」…すなわち「妖怪(ようかい)」となり復讐をする。
そんな「妖怪」を倒す為、「神妖」はある。


「神妖」とは人間では無い。
一種の神様、と言ったところか。
平成の時代まで、太陽で言えば「天照大神」と呼ばれていたのがそれだ。

日本国の混乱、それを鎮めるために地に降りた「神妖」は、
己の能力を使い、「妖怪」を滅ぼすべく立ち上がる。


そんな、「神妖」たちの物語。

朝の空気と書類の束…宮本八重→

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