主人公はあたし。【美少女戦士セーラームーン】

moon30 ページ31

『ええっ！？あたしがキスゥ！？』

宇｢ちょ、ちょちょ！声が大きいよAちゃん！｣
『ご、ごめーん！』

だって！宇奈月ちゃんが急にキスしたことあるか聞いてくるんだもん！！そりゃ驚くじゃん！

宇奈月ちゃんは辺りをキョロキョロ見渡し、誰もこっちの話を聞いてないのを確認すると
宇｢で、どーなの？Aちゃん。男の子とキスしたことある？｣

なんてあたしに聞いてきた
『宇奈月ちゃん？？彼氏いないあたしにそれ言う？？』
宇｢そ、そっかあ！でも良かった！キスしたことないのね！｣
｢そうよねえ、Aちゃん今年は受験生だもん！彼氏つくってキスしてる余裕ないものねぇ！受験生だものー｣

『え、あ、うん！そうそう！受験生だからね！』

ごめん宇奈月ちゃん…あたしには彼氏ができそうな展開になったこともないよ…
『そ、そういう宇奈月ちゃんは、高校生だもん！男の子とキスしたことあるんでしょ？』

宇｢え！大きい声じゃ言えないけれど…｣
宇奈月ちゃんは恥じらいながら
宇｢あたしね、｣
『うんうん』

宇｢大好きなボーイフレンドがいるんだけどね、｣
『うんうんうん！！』

宇｢まだキスしたことないのよぉ！｣
『どへえっ！』
あたしは顔面を勢いよく机にぶつけた。


『なんでぇ！？大好きならどーしてキスしないの！？』
宇｢だって大切にしたいもの。本当に愛する人と最高の時と場所で！それまで大切に取っておきたい！｣
｢そう思うのが当たり前でしょ？｣

すっかり乙女モードの宇奈月ちゃん。
そういうものなのかなあ？
｢ｸｽｯ｣

『？』
隣から聞こえたｸｽｯという笑い声にあたしは隣に顔を向ける。
そこに居たのは
｢はるかさん！みちるさん！｣

あのカリスマの2人だった…

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ラッキーパートナー

愛野美奈子

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