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思い出の場所 ページ1
あんずside
久しぶりにここに帰ってきた
何か手掛かりがあれば！
そう願いながら本丸の門を開けた
「…？」
そこは私が思ってたのと違う場所のようだった。
荒れた庭、障子も破れており血の跡がある
急いで中に入ると中のものもめちゃくちゃだった
「なに、これ…」
「なんだここ」
晃牙君が顔をしかめながらこっちの方に来る
「なんでこんなことになったんだろう」
「ここは、天祥院くんが買ったらしいからの。落ち着いて行こうではないか」
そうだ。あの人は本当に…
「じゃあ、早速私は先輩の部屋を見てきます！皆さんは一人だと迷子になるかもしれないので各自数人で移動してください！」
私の声でみんなは各自動いた。
あの事件後、先輩の私物を片付けるためにここに来ることが何度かあった。
その時にいつもアイドル科の誰かがついてきていた。
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作者名：ナハト | 作成日時：2018年8月30日 16時
