好きって絶対言わないから (ページ8)

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※引き続き尚大side

prr prr

黒田「はぁーい？」

尚大「あのさぁーAの部屋の番号とかって分かる？」

黒田「え〜何？

抜け出したかと思ったらもうお持ち帰りですかぁー？」

尚大「うるせぇーそーゆーのじゃねぇーから！

早く言え！部屋番号を！」

黒田「忘れちゃったんだけど最上階の部屋！」

尚大「雑すぎだし！」

黒田「じゃあマンションまで行ってあげよーか？」

尚大「くんな！絶対！」

黒田「じゃあやっぱりそうなんじゃん！

Aまだ彼氏と別れたばっかなんだから今日はまだ早いって！」

尚大「いい加減うぜぇ」

黒田「酷ぉーい」

ブチッ

『おはよ』

？！

びっくりしたぁ

尚大「やっと起きた」

『ごめん尚大なんで尚大が私のマンションにいるかだけ説明してくんね？

居酒屋に2人で入ったとこから記憶が無い……』

尚大「終電来ちゃうから俺帰るって言ったんだけど、

Aが泊まればいいじゃん！って言うからお言葉に甘えて。」

『あーそーゆー事！なんかごめんだわ』

尚大「最上階だよね？」

『そう！誰に教えてもらったの？』

尚大「黒田に教えてもらった」

『黒田かぁー。尚大、黒田と同じ会社で働いてたんだね

なんで今まで会わなかったんだろう』

尚大「んーとね。ちがう。

黒田はただの友達の友達。

毎回合コンの誘い断ってたんだけど見せられた写真がAだったから。」

『ふーん。』

Aの部屋に入ると

The金持ちって感じの家で、

壁、天井、床、真っ白。

けど問題点が2つ。

1つ目

玄関にa○azonのダンボールがいくつか積み重なっている

仕事、忙しくて買い物も行けないらしい。

2つ目

まだ元彼の写真？が飾ってあった

未練タラタラじゃん、

『尚大〜？ここ座っていいよ』

尚大「あ、うん」

リビングに入るとさらにびっくり

え、これさすがに1人じゃ広すぎん？

この家の家賃ヤバそう。

尚大「こんな広いとこ1人で住んで寂しくねぇーの？」

『はぁ………尚大ってそーゆーとこ空気読めないよね。

カ・レ・シと住んでたの！！！！』

尚大「あー、納得納得。」

『聞いた割に興味なさすぎ。』

尚大「引っ越さないの？」

『部屋探すのめんどくさいし、しばらくはいいかなぁーって』

しばらくは時間なんて気にならないくらいたくさん話した。