好きって絶対言わないから (ページ6)

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飲みに行くようになったのも最近で。

いつでも黒田は相談に乗ってくれる

仕事のことももちろん。

光成のことも。

「うん、うん」って頷いて聞いてくれるから

とっても相談しやすい

黒田「みんな！生でいいよね？

スミマセーン生8つください！」

そして

私の前に座ってきた男性

目は髪で少し隠れていて、

私みたいに人数合わせで

しょうがなく来た感じ。

あ。

やべ。、目合っちゃった。

って、え？！？！！！！！

思いっきり目が開いた

相手は私の目を見てニヤッと

尚大じゃん！！！！！

ななみ「A？？どうかした？」

黒田「オリも何その顔」

尚大「ううん！なんでも！」

『うん！なんでもないよ！』

生ビールが運ばれてきて

グイッと

はぁー今日も仕事疲れたぁ

ピロンっ

私の携帯に通知が1件

尚大(やっぱりあの写真、Aだったんだ。)

(私、来る気なかったんだけどね)

尚大(だよなぁーそんなキャラじゃねぇーし)

(ってか私もう帰りたぁーい)

尚大(俺もー)

8人とも自己紹介をして、

乗り気じゃない私と尚大は

黙々と食べていた

佐藤「ごめんAちゃん？少し2人で話さない？」

『あ、はい。』

佐藤「Aちゃん、すごくかわいいよね！

今日来る気なかったんだけどさ、

黒田くんから写真見せられちゃって、

Aちゃんに会いたくて来たんだよね。」

『可愛いなんて…ありがとうございます、』

佐藤さんはすごくイケメンだったけど

自分に自信しかなさそうで

ちょっと苦手なタイプだった。

チラッとよそ見をすると

奴と目が会った

遠くてもわかる。

あれは完全にばかにして

笑っている。

『すみません。佐藤さん。ちょっと御手洗に。』

しれっとカバンを持って店を出た

はぁーまじで疲れたぁ

ピロンっ

尚大(何？もう抜け出したの？)

(もう疲れてんだもん)

尚大(ちょっと店出たとこで待ってて)

そしたらそこまで経たないうちに

尚大が店から出てきた。

尚大「本当に待ってたんだ」

『だって話すのとかめっちゃ久しぶりだし。

もっとゆっくりしたとこで話そうよ』

尚大「おう」