Night (ページ10)

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居場所ページ10

Aside

2人に連れてこられたオシャレだけど馴染みやすいお店。

裕「何でも頼みやー」

凄い美味しそうな料理がいっぱい。

いつぶりだろう。

壱馬とデートした時以来かな？

また、壱馬とデート

って、何考えてんだ。私捨てられたんでしょ？

好きになる方が負けなの。

ばーか。

隼「Aちゃん、、Aちゃん、」

『っ、、え！！あ、な、なんですか』

隼「いや、ぼーっとしてたから」

『ご、ごめんなさい』

『あ、これ食べたいです。』

裕「おっしゃ！じゃあ食おか。」

そして3人でこれでもかと言うほど食べた。

辛いことなんて、全部忘れるほど楽しい時間だった

『じゃあ、ありがとうございました。お世話になりました。』

そう言って立ち去ろうとした瞬間

裕「え、どこ行くん？」

『え』

隼「いや、帰る場所、ないってさっき、、」

『あ、まあ、なんとかしますよ。適当に。』

裕「あんな、こんな所でほっつき歩いてたらどうなるかわかる？、、風俗に沈められんで。」

『え、、』

隼「さっきみたく強いとはいえ、一応女の子だろ？敵わない相手だっている。男よりも力は弱いんだから」

『じゃあ、どうすればいいって言うんですか、』

そう言うと裕太さんが、跪いて私の手を握った。

凄く優しい目で私に言った。

裕「なあ、オレらについてきてくれん？」

隼「別に怪しい意味とかじゃなくて。本気で言ってるから。」

『え、、でも迷惑かけ、』

裕「んな事気にせんでええ。1回でええ。あって欲しい奴らがおるんや。」

隼「GENERATIONSのメンバーに会って欲しい。」

え、、私が？なんで？

『なんで、ですか、、私、何の取り柄もない女ですよ？？』

裕「そんな事ない。Aは、充分ええ子や。あんな、自分をあんま下に見るな。お前の魅力は自分が思ってるくらいなんかやない。出会ったばっかやけど。オレはAが充分魅力ある事くらいわかるんや。」

隼「何があったか分からないけど、俺は、Aちゃんがそんなに酷くてみすぼらしいやつなんかじゃないと思う。1回でいいから、GENERATIONSにあって欲しい。お願い」

私は導かれるように、頷いた。

『私でよければ、、』

裕「よし、ほな行こか。」

そう言って、私を連れ出してくれた。

今思うと、私はここで運命的な出会いを果たしたと思う。