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部屋に入ったと同時に、後ろの扉が閉まり始める。
徐々に暗くなっていく部屋。扉が完全に閉まると、その空間は暗闇に包まれる。
視界はゼロだ。何も見えない。
『・・・ふぅ』
一息ついた後、ゆっくりと一歩を踏み出す。すると、突然部屋が明るくなった。
『っ・・・』
眩しくて、目を瞑る。どうやら、この部屋は人の動きを感知して明かりが点くようだ。
周りの明るさに目が慣れてきたところで、そっと瞼を開ける。
『!・・・これは・・・』
私の目に飛び込んできたもの、それは・・・・・・
.
『銃・・・?』
部屋の手前の棚からずらりと並んでいる銃だった。拳銃もあれば、スナイパー用のライフル、ショットガン、マシンガンなどもあった。
(最後から二番目ぐらいは必要ないと思うけど)
詳しく見てみると、拳銃やライフルの種類別にそろえてあることがわかった。
完璧に武器庫だ。そう思ったのは私だけじゃないはず!
取り敢えず、とんでもない部屋が自室の隣りにあることがわかった。
そして今後、この武器を使うことになる、ということもわかった・・・ってか悟った。
『ほんと、主人公に会う前でよかったわ』
口から出た言葉に、再度共感しながら扉の方に向かう。
どうせ後で来ることになるだろうと思い、めんどくさいのでこの部屋の件は一端忘れることにした。
中から出るときは、指輪を翳せば良いだけだったので簡単に出られた。
そのまま階段を降り、リビングにある時計を見ると、時刻は午後7時を差してした。
この家の散策を始めたのが午後5時。予定では30分で終わらせるつもりだったのに、パスワード分からない事件があったため、二時間経ってしまったのだ。
『・・・あの神様、マジで許さない』
そう言いながら冷蔵庫を開けてみると、中には二日分ぐらいの食糧が入っていた。
取り敢えず、今日の夕食の分は確保できたので、早速準備に取り掛かる。
今夜はシチューにしようと思い、必要な材料を取り出したりした。
『♪〜♪♪〜♪〜』
そして、鼻歌を歌いながら料理をし始めた。
.
次会ったときはどうしてやろうか、と神様への仕返しを考えながら――
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宵宮月 - 水縹さん» ありがとうございます。取り敢えず、勧めてくださったお姉様と、ハマってくださった水縹様に感謝です!あ、どうでもいい話ですが、姉がいるっていいですね。うらやましいぃ(( (2018年3月29日 17時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
水縹 - 姉に勧められて読んだのですが…ハマりました。完全に。もう、面白くて好きです!ほんと好きです!頑張ってください。 (2018年3月25日 16時) (レス) id: 82e8451007 (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - ゆきさん» 設定がツボとは...ありがとうございます!私もです← こうだったら良いなぁと思うものを詰め込んだら、こんな設定になりました(笑)更新は遅いですが、気長に待っていただけると幸いです。 (2018年3月11日 22時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 初コメ失礼します!夢主の設定が凄いツボです!あと、面白くて好きです!ありがとうございます!! (2018年3月10日 1時) (レス) id: 7e2effa0f0 (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - aboutさん» ありがとうございます!そう言ってくれる貴方の方が神だよ...嬉しすぎて顔ニヤける((タメですみません; (2018年2月22日 20時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵宮月 | 作成日時:2017年8月6日 17時