ファイル23 萩原side ページ27
11月7日。
その日が来るたび、毎年胸騒ぎがする。
最初は気に留めていなかったが、一週間前くらいに松田が一課の強行犯係に転属になったと聞きアイツに電話をした。
すると3年前から本庁に数字が書かれているFAXが送られてきてるらしいと言った。
それを聞いた瞬間、胸騒ぎが確信へと変わったのだ。
そして当日、俺が命を救われたあの爆弾事件から今年で4回目の11月7日。
警視庁に着いた後、一課の方に行く。
今日が爆弾犯の予告日だということは誰も知らねぇみてーで、いつもと変わらない感じだった。
萩「よ!松田。調子はどうだ?」
松「ん?…おぉ萩原。お前何でいんだ?」
萩「何でって…今日だろ?予告日は」
松「あぁ、そういう事か。そうだな。でも、FAXは来てねぇーぜ」
椅子に座って新聞を読んでた松田の所に行きFAXの話をしていると、
白「警部!また今年も送られて来ました!」
目「で?今年の数字は何番だね?」
白「そ、それが今回は数字ではなくて…」
松/萩「「!!」」
その言葉に俺と松田は目暮警部が持っている例のFAXを見に行った。どうやら、今回は謎解き付きの予告状だったようだ。
萩(へー…意外と簡単だなこの謎。この様子だと、松田も気づいたみてぇーだし…)
そう思っていると、松田が解体道具が入ったバッグを担いで出て行こうとした。
が、女の刑事に呼び止められ予告状の答えが分かっていない奴に答えを教えることになった。
言い終わった後、俺たちは予告状の答えの場所…
杯戸ショッピングモールの大観覧車に向かった。
現場に着くと観覧車からは煙が上がっていて、逃げ惑う人で混んでいた。
萩「くそっ!遅かったか!!」
松「どうやら、制御盤が爆発したみてぇーだな」
松田の言葉に視線を動かすと、制御不能となった観覧車が回り続けていた。
松「72番のゴンドラは真上を通り過ぎたな…」
萩「戻ってきたら乗り込むか?」
松「あぁ、そうだな」
緊張を落ち着かせるため、互いに話を続ける。
そーいやー…松田との解体作業は久しぶりだなぁ。
あの時からあまり二人で仕事はしてなかったからな…
あの時と言えば、俺を助けてくれた女の警官は今どうしてんだろ。
調べてみたけど、そんな奴いなかったんだよな…
ま、そう簡単に会えるわけねぇーか。
松「萩原。そろそろだ…ぜってー成功させるぞ」
萩「あぁ。4年前のリベンジだ!」
そう言って、俺らはゴンドラに向かっていった。
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宵宮月 - 水縹さん» ありがとうございます。取り敢えず、勧めてくださったお姉様と、ハマってくださった水縹様に感謝です!あ、どうでもいい話ですが、姉がいるっていいですね。うらやましいぃ(( (2018年3月29日 17時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
水縹 - 姉に勧められて読んだのですが…ハマりました。完全に。もう、面白くて好きです!ほんと好きです!頑張ってください。 (2018年3月25日 16時) (レス) id: 82e8451007 (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - ゆきさん» 設定がツボとは...ありがとうございます!私もです← こうだったら良いなぁと思うものを詰め込んだら、こんな設定になりました(笑)更新は遅いですが、気長に待っていただけると幸いです。 (2018年3月11日 22時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 初コメ失礼します!夢主の設定が凄いツボです!あと、面白くて好きです!ありがとうございます!! (2018年3月10日 1時) (レス) id: 7e2effa0f0 (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - aboutさん» ありがとうございます!そう言ってくれる貴方の方が神だよ...嬉しすぎて顔ニヤける((タメですみません; (2018年2月22日 20時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵宮月 | 作成日時:2017年8月6日 17時