116 ページ16
御子柴くんのおうちは、私の家から徒歩5分くらいの
昔からある大きなマンション。
「ここ…だよね？」
御子柴と書かれた表札を確認して、私はインターホンを恐る恐る押す。
――――――――ピンポーン♪♪
や、やばい…心臓バクバクいってきた…！
よく考えて男の子の部屋なんて初めてだし、どうしたらいいか分からないよ！！！！///
――――――ガチャッ
恭「はーーい♡」
「こ、こんにちは！」
御子柴くんはいつもと違ってラフな格好をしていて
いつもセットしてる髪も何もしてない
なのに可愛くてかっこいい…
恭「いらっしゃい美海ちゃん！どうぞ上がって！」
「お、お邪魔します！！！」
緊張する…！！おうちの人は…いないんだよね
ていうか一人暮らしにしては大きな家だなぁ〜
すごく綺麗にしてあるし、玄関にお花なんて置いてある！
恭「お茶入れるから、ソファーとかで適当にくつろいでて！」
「あ、ありがとう」
リビングもすごく綺麗…白を基調としてて、本当に広い
でも、なんだか生活感があまりにもないような気が…
恭「はい！ホットレモンティー！」
「わぁっ！美味しそう！」
恭「美海ちゃんレモンティー好きだよね？」
覚えててくれたんだ…いつも私が自販機で買うやつ
「ありがとう！ていうかびっくりだよ、こんなに綺麗な部屋に住んでるなんて」
恭「うん！一人暮らしには身に余るかも」
やっぱりだ……
「そう…だよね」
恭「でも、ここは両親が唯一残してくれた場所だから」
「…御子柴くんのご両親が？」
恭「うん、1人の家は嫌だけど…ここは絶対に守ってる。家賃も高いけどバイトしてね」
そうなんだ…
私はやっぱり、君の世界をまだまだ知らない。
これから知れることもあるだろうけれど、曖昧な立場の私が知っていいところが…分からない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆり(プロフ) - 最高にキュンキュンします〜😄読み始めると止まらなくなって、ちょっと寝不足（笑）早く続き読みたい!新作も期待大♥ (2021年11月9日 17時) (
レス) @page50 id: 7d7c073e98 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ - ニヤニヤが止まらないですまじで…コメントに返信もありがとうございました(泣)もう本当に大好きです！！←うるさい 無理せずに更新していってくださいね^_^心から応援してます^_^ (2021年10月11日 23時) (レス) @page42 id: 17229361f2 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜桜もち(プロフ) - 続編おめでとうございます！無事に結ばれて良かった〜〜！えっt…どんなのだろう…楽しみです…(( (2021年9月28日 1時) (レス) @page11 id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
月璃狐@サブ垢(プロフ) - 続編おめでとうございます！！ほんとに前回のストーリーが好きすぎて……！ほんとにセピカさんの作る話が大好物なので！！これから応援してます！！無理をしない程度に更新頑張ってください！あと今のご時世なので御体に気をつけてください！ (2021年9月27日 9時) (レス) id: 58020de72d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セピ
| 作成日時：2021年9月26日 23時
