君の世界の端の秘密３【名前変換オリジナル】

102 ページ2

――――――12月25日







PM6.30



私は健人くんとの待ち合わせ場所に到着した。



白いコートにピンクのスカート
もう季節はすっかり冬で、赤と緑で街が溢れかえる。








健人「美海！」





「あ、健人くん！」






健人くんは相変わらずの笑顔でこちらに向かってきた。









健人「来てくれてありがとう。」

「こちらこそ…誘ってくれてありがとう」





きっと1人だったら耐えきれなかった。
健人くんが居てくれて良かった。






健人「イルミだよね？暖かい飲み物でも買って行こうか」


「そうだね」






今日は駅近くの公園でイルミネーションが開催される。


辺りは恋人で溢れかえる。







御子柴くんは…今何をしてるんだろう。








健人「どっちがいい？」




「…え？」






健人「ん？あぁ…コーヒーとココアどっちがいいかって話」



「あ、ええと…ココアで」






いけない、今は健人くんといるのに御子柴くんのこと考えているなんてダメじゃない。


何も考えない…


また私はここからやり直せばいいの








健人「はい」


「ありがとう！」









今日はとても綺麗な星空だ。
クリスマスなんて今までなんとも思っていなかった。









健人「行こっか！」




「うん…！」

103→←101

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す