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「…、まるちゃん?」
まる「起きた?水飲む?」
「ん。」
事務所に着いたら起こすと言っていたまるだったが、Aは気づいたらベッドで眠っていた。
「ごめんね、タクシーから運んでくれたの?」
まる「A軽すぎてびっくりしたと。飯ちゃんと食ってる?」
「まるちゃんに言われとーない…。みんなと同じ量食べとったら太るけん。」
まる「俺だって男よ(笑)Aくらい余裕で運べるばい。」
「ありがと。」
まるから差し出された水のペットボトルを受け取り、ベッドに腰をかけてゴクゴクと飲み込む。普段は水なんか飲まないAだが、疲れていると妙に美味しく感じるらしい。
まる「ほら、飲んだら寝な?まだ4時やけん、早いよ。」
たしか帰宅は2時前だったはずだ。まるはその間ずっと起きていた。
「まるちゃん起きてくれたん?」
まる「だってA起きたときに俺いなかったら嫌やろ?」
「…じゃ一緒に寝よ。」
まる「そーね、そっち詰めてー。」
どんだけ仲が良くても一応は男と女だ。2人きりで一夜を共にすることは社長から一応は禁止されている。ただAにとってまるは例外だった。そしてそれは社長も黙認している。まるからAへの想いを知っていたからだ。
「一緒に寝たの内緒にしてね?」
まる「バレたら俺も社長に怒られるけん、内緒ね。」
「ねーねー、今日楽しかったね。」
まる「ね。…眠くなくなっとるやん(笑)」
「起きちゃった。」
昔を思い出して眠れない夜はだいたいまると一緒にいるA。決まって''おまじない''をしてくれる。
まる「ぐっすり眠れるおまじないしてあげるから、目瞑って?」
「ん。」
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はんな - この小説の脇くんがツボすぎます!溺愛主人公ちゃんこれからも楽しみにしてます!! (2018年10月9日 6時) (レス) id: 951e13eb70 (このIDを非表示/違反報告)
なーたぬ - もっといっぱい書いて欲しい!たのしみにしてるよー! (2018年10月7日 17時) (レス) id: 6af0cea780 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いきなりコメント失礼します!あの、MJ脇ではなくMGです、! (2018年10月4日 21時) (レス) id: e6c0596515 (このIDを非表示/違反報告)
怪(プロフ) - 一応言っておきます!MG脇です! (2018年10月4日 16時) (レス) id: 18cec1c29a (このIDを非表示/違反報告)
しろえび - ここのレペ小説の中で一番好きです!主人公ちゃんのキャラが無理しすぎない感じがすごく好きです!!!更新楽しみにしています! (2018年10月4日 0時) (レス) id: f125640495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sei | 作成日時:2018年10月3日 16時