Voyage (ページ3)

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[一週間前]

水曜日のお昼頃。

太陽がさんさんと部屋の中に光をさしている。

相葉さんと翔さんは仕事へ。

他のみんなは仕事がお休み、または、家で仕事をしているためこの部屋にいる。

智「なぁかずー。」

和「なんですかおじさん」

智「そんなところでずっとグータラしてんなら松潤の料理でも手伝えばぁ？」

和「え～。そういうあなたがすればいいじゃん」

和はリーダーに言われて少し嫌そうな顔をしつつも、手伝うためにこちらに来てくれた。

ぽてぽてと裸足で歩く様子は、もう25歳にもなったのに、なぜかあどけなさが残っている。

和「潤くん。なんか手伝うよ。できることない？」

潤「珍しいな！和が手伝うなんて」

和「そりゃたまには俺にだってみんなのためにできることはやるよ」

潤「和はみんなのためなら何でもやるんだ！ってちっちゃい頃からずっと言ってるもんね～。ほんとに変わんないなぁ」

そう言うと、和は顔を赤らめた。

俺から顔を隠すように、手元にある鍋の中身を覗きこんでいる。

かわいいなぁと思いながら、和には何をやってもらおうかと考える。

潤「じゃあそこの野菜切ってもらってもいい？」

和「はぁい」

そう言うと和は手早く野菜を水で洗い、まな板と包丁を用意してリズム良く野菜を切り始めた。

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