42. 異性 ページ42
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スタートの合図が鳴る。
走る、お題があるところまで走る。
神様どうかお願いです。
無難なお題をください。と願いながら。
《笑顔が似合う異性の先輩・後輩》
願いが叶ったのかは知らないが
隣で叫んでいる女の子が引いたような
《好きな人》
とか、
どうしようどうしよう と焦っている女の子が引いたような
《イケメンな人》
とかじゃなくて良かった。本気で。
ありがとうございます神様。
え？笑顔が似合う先輩って？
そんなの一人しかいないでしょ。
2年生の待機場所へ走る。
残念そうにこちらを見つめる同級生'sを横目に置きながら
『マンちゃん！来て！』
os「まかせてめう！」
これが青春と言うものでしょうか。
先輩達や同級生の目も気にせず
『マンちゃん！』なんて呼び捨てにしてしまったし、
このお題が出た時に自然に笑みが零れてしまった。
このお題にはマンちゃんしかいないじゃん。って。
あの後輩生意気。とか、
なにあいつ生徒会メンバーを呼び捨てにしてんの。とか
そんなの言われても構わない。
もう慣れたつもり。
マンちゃんと手を繋ぎながらゴールを目指して走った。
久しぶりに繋いだ手はとても暖かかった。
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あおな(プロフ) - 桃風味の水さん» コメントありがとうございます！！面白いだなんて嬉しいです。笑 更新頑張ります！！ (2020年1月15日 4時) (
レス) id: c66ea83edc (このIDを非表示/違反報告)
桃風味の水(プロフ) - 面白いですね！更新楽しみにしてます！(*^^) (2020年1月14日 21時) (レス) id: 05d8028f83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおな | 作成日時：2020年1月14日 20時
