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ソラside
「月の国って…久しぶりに来たな」
ライア「あれ?来たことはあるんだ〜」
「昔、こっちで使用人やってたから」
ライア「へぇ〜、使用人はどの国でもやれるんだ」
「嫌味か」
俺は使用人って言っても、親がいない。
だからここで住み込みで働いている。
孤独で無口で無関心だった俺を変えてくれたのは
他でもない、お嬢様だった。
┈┈┈┈┈┈┈┈数年前
セナ『ソラ!貴方素敵な名前なのね』
『君は誰?』
セナ『この家のお嬢様よ!セナ!貴方、私の使用人になりなさいよ!!』
『え?』
セナ『月の国から来たんでしょ?いっぱいお話聞かせてちょうだい?』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あの時から、貴方は僕の光だった。
いつも貴方の中にいたくて、大好きなアップルパイを作った。
ほかの使用人にはまだまだだと言われたのに
お嬢様だけは喜んで食べてくれた。
ライア「おい、セナはどんな場所に行きそうか知ってるか?」
「お嬢様はずっと家の中にいた人だ。どこにだって行けるはずない。屋外なんで知らないから」
ライア「ちぇっ、使えねぇー」
「あんたはどうするんだ?お嬢様を見つけて、傷つけたら許さない」
ライア「セナは傷つけないよ?ただ、身の程を知って頂こうと、思っているだけさ♡」
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メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時