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コ「え、ヒカルが?」
ユ「まじで言ってる?」
ヒ「ん」
ヒカルが私を連れてきた
この事実に驚きを隠せてない
コウタとユウヤ
ダ「ヒカルやるじゃん!
こんな可愛い子!」
一人だけ私にベタベタ触れてくる
ダイキ
ケ「ヒカル、何で連れてきたの」
ヒ「だって、コイツ
一人で公園のベンチに座ってたから
最近、ここら辺物騒だろ?
だから危ないと思って連れてきた」
私、知らないうちに
危ない場所に来てたんだ
でも、どうせ
体は傷だらけなんだから
変わらなかったのかな
ヒ「お前、何であそこにいた?」
「えっ」
まさか私に話が振られるとは
思っていなかった
何を話す?
事実を話したところで変わらない
かといって
良い作り話も思いつかない
コ「無理しないでいいんだよ」
ダ「でも、話してくれたら
俺たちが力になれる」
散々人から酷い扱いを受けてきた
人を信用する
そんな概念すら無かった
なのに、
彼らには話していいのかな
そんな風に思えた
「実は…
それで、ベンチに座ってた」
私は
今まで受けてきた扱い
今日の出来事を話した
ユ「話してくれてありがとう」
ダ「っ…」
ダイキは涙を流していた
無言で立ち上がり
何処かへ行ってしまった
ケ「なるほどね
このほっぺの絆創膏、
腕や足についた痣や傷
そういう事だったのか」
ケイは観察力が凄い
まるで一人だけ分かっていたかの様
「こんな話、聞いてくれてありがとう
話したらスッキリした」
コ「なら良かった」
「それと、ヒカル
私を見つけて連れてきてくれて
ありがとう」
ヒ「どういたしまして」
ケ「さぁ、今日はもう寝よう」
「あの、私ここにいていいの?」
ユ「じゃなかったら
話なんて聞かないよ」
「ありがとう」
ケ「申し訳無いんだけどさ、
俺ら部屋とか無くて
みんなで一つの部屋で暮らしてるの
Aちゃんはそれでも平気?」
「全然大丈夫」
ケ「おっけ〜
じゃ、おやすみ」
ケイのその言葉を最後に
眠りについた
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2018年8月15日 12時