Toothbrush|29 ページ30
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冬独特のシンと静まりかえる空間に、松田はまだ起きていないのだと見て分かる
地べたも心底冷えていて素足で歩くもんじゃないな、なんてフローリングを眺めながら今日一日の計画を企てた
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「...ん、はよ」
『おはよう松田』
寝ぼけなまこで大口開けて欠伸をかましながらペタペタ歩いてきた彼に挨拶を交わす
「はえーなお前。非番だろ?まだ6時だぞ」
『健康的なのよ』
「ばーさんかよ」
『煩いクソじじぃ』
「なんつー口の聞き方だ...」
まぁ私の口が悪い事は前からなのでそれを知ってる松田は呆れた様に笑うだけ
彼がやれやれと肩を竦め椅子に腰掛けるテーブルには既に朝食を準備済みだ
『はいお味噌汁』
「ん、ありがと」
松田の目の前に湯気の立つ味噌汁を置いてエプロンを外した
『松田、今日私出掛けて来るから。...アンタは好きにしといて。あ、夜には帰ってくるし昼食も冷蔵庫に入れてあるからそれ食べて』
「...こんな朝早くから夜まで大変だな。事情のある出掛けか?」
ふと探る様な視線と質問に彼から視線を逸らす
『まぁね。アンタは連れて行けないわよ』
「ふーん...」
そんな返答を耳に入れつつ背中を向ければ刺さる視線が飛んで来たがそれさえも気にせずリビングを後にした
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ふぐひらめ(プロフ) - 自分の目が土偶のように腫れあがってしまいました。松田も西城ちゃんも悪くないんだよなぁ、でも報われねぇんだよなぁ…。もし余裕が出来ましたら、この二人の普通にイチャコラしてる話が読みたいです!生前の、になるのか別世界パロになるのかはお任せします。 (10月9日 11時) (レス) @page50 id: 63e1c883be (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 大変面白く、続きが気になってしまって一日で読破してしまいました…何処を探しても、こんなに泣いて考えさせられた小説はありません…!素晴らしい作品を、本当に有難う御座います! (9月30日 9時) (レス) @page50 id: 6cfce3c49c (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 何度見ても涙が止まらないです。本当に、なんで死んでしまったのでしょうかね (2023年5月7日 14時) (レス) id: 86ac079c04 (このIDを非表示/違反報告)
kaki - こんばんは。何度も何度も読んでも涙が止まらないです、、涙が枯れるかと心配になるほど、出てきます。素敵なお話をありがとうございました。 (2023年5月6日 23時) (レス) id: 9254c6c927 (このIDを非表示/違反報告)
ミートボール(プロフ) - こんばんは。初めて小説を読んで声が出るくらい泣きました。とても読み応えがあって、「何度でも読みたい」と思う物語でした、、!たくさん小説がある中でこの小説に出会えて本当に良かったと思いました。素敵な作品を描いてくださって本当にありがとうございました。 (2023年3月21日 0時) (レス) @page50 id: abe3749231 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンドウ | 作成日時:2019年8月12日 2時