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38話 ページ40

緑side



「ウワアアアアッッッ、緑、緑ぃ!!」

「い、一回落ち着いて渚ちゃん……w」

必死に私の腕にしがみつく渚ちゃんをなだめつつ、私は後ろで叫ぶチーノさん達を見てニヤニヤしているコネシマさんに苦笑する。

私はホラー普通に大丈夫なんだけど渚ちゃんがなあ……


「あー……渚ちゃん大丈夫……?ちょっとゆっくり歩こっか?」

「うん……」


まさに表情が死んでる。本当に大丈夫なのかな……?


「コネシマさん達は……なんか平気そうですね」


ちょくちょく悲鳴みたいなものの中に笑い声が聞こえるから、まあ平気そうだね。

でも折角怖いところに来たんだし、ちょっと先歩こうかな。

怖いもの見たさで私は渚ちゃんよりも先を歩く。


「すごいなあ……!渚ちゃん一人にさせたら気絶しそう!」

「何嬉しそうに言ってんの?!」


流石に冗談だよ、と間を置いてから言うと渚ちゃんは訝しげにこちらを見た。





「楽しかったですねー!」


そう嬉々として言うと、


「ほんとに怖かった……」


とまるで正反対に渚ちゃんがこぼす。

渚ちゃんってやっぱり怖いの苦手なんだな……良いこと知ったよ。



それじゃあお次は何処に行きましょうか!と言いながら時計を見ると、もう3時を過ぎていたようだった。

5時くらいになったら帰るくらいかなー……電車とかあるし、明日もバイトとかあるから遅くまでは居られないし。


「じゃあもうそろそろLI◯Eで話しとったとこ行きましょ」


そうショッピさんが言ってくれたので、私もそれに賛成する。


「そうですね!……渚ちゃん達は大丈夫……?」


列に並んだりアトラクションで遊んだりしたから疲れているんだろう。ぐったりとした様子の渚ちゃん、鬱さん、チーノさん。コネシマさんはまあ大丈夫そうだけど。


「だ、大丈夫やで」

「大丈夫……多分」



まあ、ということで行くことになりました。

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(プロフ) - レーナ(アンテファン)さん» 申し訳ありません、この一週間の間他の作品の更新などを用事の合間を縫ってしていたのでこちらまで行き届きませんでした。できれば今日中に更新できればと思います。この作品を他の作品の中から見つけていただきありがとうございます (2020年10月26日 17時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(アンテファン) - なぜ続きないノダ私応援するから続き出してぇ!!あなた様の作品をやっとみつけられたのにいいい(だいぶ自己中) (2020年10月26日 17時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメントありがとうございます!(感謝の意を込めて連れ戻す) (2020年9月9日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - あ゛っ…(好き過ぎて昇天中) (2020年9月9日 18時) (レス) id: 06fca141db (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 猫大好きさん» コメントありがとうございます!最高だなんて褒め言葉、私達にはもったいないくらいです……! (2020年8月23日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緑蛙&ナギ x他2人 | 作者ホームページ:ない…です!  
作成日時:2020年3月4日 12時

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