３５話 ページ37
渚side
「俺もうアカン…」
「大先生年なんちゃいます？」
「否定出来ないこの辛さ」
ベンチにもたれ掛かりまるで今にも溶けそうな見た目をしている鬱さん。
鬱さん大変そうだし、時間も相まってお腹が空いてきている私は何か食べ物を買ってこようと提案する。
「あっちの方で食べ物売ってるので買ってきましょうか？」
「せやな。大先生こんなんやしそうした方がええやろ」
「じゃあ渚ちゃんと私で行って来ますか」
「すまん、頼みますわ…」
その提案は採用され、私と緑で買ってくる事に。
人混みの中を突き進んでいくと売っている所にも少し人が並んでいる。
仕方なく列に並ぶ。
並んでいる間に何を買うか決める事にした。
「コネシマさんってあんまり甘い物とか好きじゃないって聞いたし甘い物以外も…」
「あ、そうだね。じゃあ肉まんとか？」
「ねえねえ、そこのお姉さん」
話し合っていると後ろから声をかけられ振り向くと、三人組の男性が。
キャラクターの帽子を被っていたりと、満喫してます感満載の三人に眉間に皺を寄せ返事をする緑。
「…どうしました？」
「二人だよね、俺達と一緒に回らない？」
「申し訳ないですが連れの方がいらっしゃいますので結構です」
「そんな事言わずにさぁ！」
もしかして今私達ナンパされてる？
その事実に気付くのが圧倒的に遅かった私は、今更になって苦笑いをする。
困ったなあ、今の返しから見てこの人達しつこいパターンだ。
「すみません、私達食べ物買うので…」
「あ、じゃあ俺達が払うから一緒に回ろうよ！」
「いえ結構です」
「つれないなあ…まあ、そう言う所も気になるけどね？」
ニコッと笑みを浮かべそう言葉を放つ男性に鳥肌がたつ。
私には分かる、この人絶対「決まった…！」とか思ってるやつだ、勘違いしてるやつだ！
彼等から視線を反らすと私達が来るのが遅かったからなのかチーノさんとコネシマさんが来ているのが見える。
二人が来てくれたら諦めてくれるんじゃ。
そう期待している私だが、二人の歩みはピタリと止まった。
ふと目が合ったコネシマさんの表情は口角があがっている。
ああ、これ今この状況楽しんでるんだ…。
終わりを悟っている私に気付いたのか二人は駆け足で来てくれた。
「おう、兄ちゃん何しとんの？」
「あ？…って、こわっ！彼氏持ちかよ」
金髪のコネシマさんに高身長のチーノさん。圧が強いのか逃げていった。流石です！
「…って彼氏？は？？え？？」
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緑(プロフ) - レーナ（アンテファン）さん» 申し訳ありません、この一週間の間他の作品の更新などを用事の合間を縫ってしていたのでこちらまで行き届きませんでした。できれば今日中に更新できればと思います。この作品を他の作品の中から見つけていただきありがとうございます (2020年10月26日 17時) (
レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ（アンテファン） - なぜ続きないノダ私応援するから続き出してぇ！！あなた様の作品をやっとみつけられたのにいいい（だいぶ自己中） (2020年10月26日 17時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - コメントありがとうございます！(感謝の意を込めて連れ戻す) (2020年9月9日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - あ゛っ…（好き過ぎて昇天中） (2020年9月9日 18時) (レス) id: 06fca141db (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - 猫大好きさん» コメントありがとうございます！最高だなんて褒め言葉、私達にはもったいないくらいです……！ (2020年8月23日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
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