28話 ページ30
緑side
渚ちゃんと我々ださんの話し合いの末、結局我々ださんの優しさに渚ちゃんが折れたらしく、「わ、分かりました……」なんて渚ちゃんの声が聞こえた。
わーベットだー……待て、ベットって誰の?え?推しだったら死ぬけど。
怪奇現象の件知らないふりしなきゃ良かったかなぁ……いや、推し様のお宅に訪問できたのは超ラッキーな事だしいっか。
んー、明日は私バイト休みだし、一回お祓いの人呼ぼうかな……?
「あー……あの、緑さん?」
「あ、はいー、どうしました?」
「いえ、ベット誰の貸すかについて……」
「確かにそうですね……ちょっと渚ちゃんと話しても良いですか?」
「あ、是非」
近所でお祓いしてる人とかいないかなぁなんて思っていると、トントンさんがそう話しかけた。
ベット、ベット……ベットかぁ。
頭を抱えてうーん、うーんと悩んでいる渚ちゃんの両肩に手を置いて、名前を呼ぶ。
「渚ちゃん!ベット、どうする?」
「えぇぇぇ……無理推しさん達のベットとか本望過ぎるけどキャパオーバーするっていうかその」
「……渚ちゃん、気持ちは分かるけどそれは抑えて?」
「う、うん、ごめん……」
まだ納得してなかったね。まあ私もなんだったら床で寝るつもりだったからなぁ……こうなるのもしょうがないかな?
まぁとりあえず、どうしようかな。
「なんだったら私渚ちゃんと一緒のベットがいいかな」
「え、あぁまぁ、そうだね」
一人一つずつなんて流石に申し訳ないし、久しぶりに渚ちゃんと一緒に寝れるからなぁ。私としては文句無しなのです。
「んー……じゃあ、そうだね。申し訳ないんですけど、ベット貸してくれませんか……?_____さん」
・
「渚ちゃんと一緒に寝るのなんて修学旅行ぶりじゃないかな〜?えへへ、どーん」
「わっちょ緑危ないよ?!」
渚ちゃんに軽く体当たりしてベットに倒れ込むと、驚いた渚ちゃんがそう言った。ベット広いな〜
「えへへ、こちょこちょ〜」
「ちょ緑ぃ?!wくすぐったいって!」
渚ちゃんの脇やお腹辺りをくすぐれば渚ちゃんは笑いながら制止の声をあげる。
修学旅行の時もこんなのやったな〜。……まぁ今いるのは推し様のお宅だけど。更に緊張するね……
「……と、まぁこれはさておいて。渚ちゃん、寝よっか!」
「あ、そうだね。それじゃ、おやすみなさーい……というかいい匂い……」
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緑(プロフ) - レーナ(アンテファン)さん» 申し訳ありません、この一週間の間他の作品の更新などを用事の合間を縫ってしていたのでこちらまで行き届きませんでした。できれば今日中に更新できればと思います。この作品を他の作品の中から見つけていただきありがとうございます (2020年10月26日 17時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(アンテファン) - なぜ続きないノダ私応援するから続き出してぇ!!あなた様の作品をやっとみつけられたのにいいい(だいぶ自己中) (2020年10月26日 17時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - コメントありがとうございます!(感謝の意を込めて連れ戻す) (2020年9月9日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - あ゛っ…(好き過ぎて昇天中) (2020年9月9日 18時) (レス) id: 06fca141db (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - 猫大好きさん» コメントありがとうございます!最高だなんて褒め言葉、私達にはもったいないくらいです……! (2020年8月23日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
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