２４話 ページ26
緑side
渚ちゃん胸大きかった……なのになんで私は……
「あっ……」
「ん？渚ちゃんどうしたのー？」
脱衣所で尊いものを見たときのような歓喜の声というか困惑の声を漏らした渚ちゃん。
後ろから渚ちゃんの見ているものを覗き込んでみると、そこには私達の服じゃないものが畳んであって。
「え、ちょ、え……？」
「明らかに私らの服より大きいしこれって絶対……」
「少女漫画でありそうな展開だ……！」
「緑待ってそれ以前の問題」
待って待って待ってよ……ということは一度脱衣所に来たということだよね。
少女漫画先輩これは胸キュンシーンですか……！？
それとも顔真っ赤にして叫ぶシーンですか……？
興奮しかけた私をいさめながら、恐る恐るその服を手に取る渚ちゃん。そうだ、もうそろそろ出ないと我々ださんに迷惑かけるよね……
「見てみて渚ちゃん！下はかなくても全然良さそうじゃない？まぁ
渚ちゃんなら目の保養になるよ……！
というか本当にぶかぶかだね〜……あ、いい匂いする好き。
「いやいや、緑なら見苦しくないよ。というか逆に目の保養」
……あれ、なんかデジャブ？
ぶかぶかの服がまるで白のワンピースみたいになっているので確かに下はいらないかもだけど……
渚ちゃんの２つのお山を恨めしそうに見る。
「負けた……っ！」
「なにが？」
「なんでもないですーっ！早く出よっかぁ……」
いいもんこれもステータスって誰かが言ってたし！
まぁだけどさ、私がやってもなぁ……
そう思いながら、私は脱衣所の扉を開けた。
「お風呂ありがとうございました！ところであの、この服って……」
「あぁ、流石に同じ服で１日過ごさせるのもどうかと思ったので、僕とあと適当にシャオロンの服貸すことにしました」
「な、なるほど……ありがとうございます」
ふむ、渚ちゃんのがトントンさんので、私のがシャオロンさんのかな？
なんだろうこの贅沢感。私もう死ぬのかもしれない……
もう一度匂いを嗅いでみると、やっぱりなんか……あ、好きって匂いがする。柔軟剤とか使ってるのかな？
「あ、そうだ。ドライヤーはあっちの洗面所にあるので使っていただければ……」
「え！？あ、そうですね。それじゃあ有り難く使わさせて貰いますね」
わぁ至れり尽くせり。まぁ一人一人使うものとかも変わるからそうなのかな。
「渚ちゃ〜ん、髪乾かして♡」
「いいよ〜」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「wrwrd」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緑(プロフ) - レーナ（アンテファン）さん» 申し訳ありません、この一週間の間他の作品の更新などを用事の合間を縫ってしていたのでこちらまで行き届きませんでした。できれば今日中に更新できればと思います。この作品を他の作品の中から見つけていただきありがとうございます (2020年10月26日 17時) (
レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ（アンテファン） - なぜ続きないノダ私応援するから続き出してぇ！！あなた様の作品をやっとみつけられたのにいいい（だいぶ自己中） (2020年10月26日 17時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - コメントありがとうございます！(感謝の意を込めて連れ戻す) (2020年9月9日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - あ゛っ…（好き過ぎて昇天中） (2020年9月9日 18時) (レス) id: 06fca141db (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - 猫大好きさん» コメントありがとうございます！最高だなんて褒め言葉、私達にはもったいないくらいです……！ (2020年8月23日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
