２２話 ページ24
緑side
えー、シャオロンさんに大先生に……私と渚ちゃんの推し様とー……渚ちゃんがパンクしちゃわないかなこれ。私もパンクするかもだけど。
服の裾をギュッと掴まれたのを感じて、また渚ちゃんの頭を撫でる。
だいぶ異様ではないかこれ。服の裾掴まれてる女が服の裾掴んでる女の子撫でてるって。うーん……
ヘルプミーの視線が横から迫るのでとりあえず何か言おうと口を開く。
「えーと、こんにちは皆さん。お邪魔させてもらってすみません……」
「あ、いえいえ〜、男だらけのむさ苦しい所に華があるだけでも嬉しいんで」
「華って……w私らただのオタクなのでそう言って貰えるだけで嬉しいですね〜」
大先生さんは流石だねぇ……女の人の扱いに慣れてるっていうか。
私の服の裾を掴んでる渚ちゃんも少しずつ緊張？が解けてきたのか、恐る恐る大先生さん達の方を向いて口を開く。
この子こういうところ可愛いんです〜、なんて和やかに微笑む。
机に置かれたお茶。こういうの普通に出てくるっていいなぁ。私達もお客さん用に備えとかないと。
渚ちゃんが話している前でそんなくだらない事を考えていると、不意にまた服の裾を掴まれる。渚ちゃん……？
キャパオーバーかな？
大先生さん達の方を向くと、そこにはもうエーミールさんしかいなくて。あぁ、うん。頑張ったねという意を込めて撫でてあげようと思った。
「なんか色々とすみませんね……」
「あ、いやいや！大先生の言う通り華があってええし……」
やっぱり紳士ですね、はい。
率直に思った事が口からこぼれてしまっていたのか、少し驚いたような顔をした後に、エーミールさんは微笑む。
……なんか絵になるって言うか、いいね！
「女性に優しくするのは当たり前ですし……あ、お茶無くなってますね、入れ直してきます」
「え、いつの間に」
慌ててコップの方を見れば空になったコップと、未だお茶が一口分も減っていないコップ。
「あ！渚ちゃん私の飲んじゃったの！？もー……ほんとすみません、お願いします」
「あ、はーい」
「渚ちゃん……君はおっちょこちょいさんだねほんとにぃ……推しさん達が居て緊張した？」
「そりゃそうだよ……！逆になんで緑はそんな平然としてられるの……！？」
「いや、表面には出してないだけで内心推しが尊いぃぃぃぃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛って発狂してるから」
「真顔ですごいこと言ったね今」
ふふ、なんのことかな？
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緑(プロフ) - レーナ（アンテファン）さん» 申し訳ありません、この一週間の間他の作品の更新などを用事の合間を縫ってしていたのでこちらまで行き届きませんでした。できれば今日中に更新できればと思います。この作品を他の作品の中から見つけていただきありがとうございます (2020年10月26日 17時) (
レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ（アンテファン） - なぜ続きないノダ私応援するから続き出してぇ！！あなた様の作品をやっとみつけられたのにいいい（だいぶ自己中） (2020年10月26日 17時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - コメントありがとうございます！(感謝の意を込めて連れ戻す) (2020年9月9日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - あ゛っ…（好き過ぎて昇天中） (2020年9月9日 18時) (レス) id: 06fca141db (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - 猫大好きさん» コメントありがとうございます！最高だなんて褒め言葉、私達にはもったいないくらいです……！ (2020年8月23日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
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