命の灯火(2) ページ35
『え―――っ！！まだ私死んでないの！？しぶといな！往生際悪すぎません！？』
「それとここは狭間と言っても、Aの通常意識と潜在意識の狭間だからね。」
『よく言う三途の川の前じゃないんですか！？え、じゃあどうして兄様達がいるの？』
「それが私達一族の不思議な所でね。私は最後にAと会った時、医者から半年も前に死ぬと言われていたからAの思っていた狭間と現実をよく行き来していたよ。」
『兄様がいうと嫌って程説得力ありますね…』
「フフ、人間には遅かれ早かれ訪れるものだけど…Aにはまだ早いかな」
『それじゃあ困るんですよ！死ねないと鬼になっちゃいますもん！』
「大丈夫だよ、Aなら」
『えぇ…なにを根拠に…』
「勘だよ」
『出た、勘。』
「Aにもわかるだろう？」
『まあ、兄様程じゃないけど…。だけどこればっかりは穏便に済む気がしません』
「自信を持って。弱気になるのはらしくないよ」
『どうかなあ…。意識戻った頃には鬼になってて人食べてるかも知れないと思うと地獄です。その前に誰かが頸落としてくれてるといいんですけど』
「心配ないよ。ほら、そろそろ時間みたいだ。」
『え！？もう！？』
「Aが感じているほど、現実の時の流れは速いんだ。」
『………行くんですか？』
「そうだね…、でも大丈夫。私達は先に待っているだけだよ」
『…兄様、あまねさん、ひなき、にちか。』
「………」
『私はあなた達と家族で幸せでした。いつも傍に居てくれてることを信じてます。…父上と母上にもよろしくお願いします』
「勿論、輝利哉達をよろしくね。」
―――――
「おちょくってるのかな？もし仮に末裔だったとしても、何百年もたってたらお前の血も細胞も僕の中にはひとかけらも残ってないよ。」
無一郎くん…？
「………」
「Aさんに何をしたのかしらないけど、返してもらうから。」
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AYA - しのぶさん一回も出てないww (2021年10月10日 16時) (
レス) @page49 id: d9c298088e (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - ちびごん様≫コメントありがとうございます！ニヤけてもらえて嬉しいです！今後ともお付き合いくださると感激です！ (2020年5月29日 0時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん(プロフ) - 初コメさせてもらいます！毎回うわぁぁ！と思ったらニヤけまりして読んでます！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: de3300122a (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - 灰色サーモン様≫嬉しいご感想ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - あおい�桐輸笋△蠅�とうございます！頑張らせていただきます！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぎ丸 | 作成日時：2020年5月18日 7時
