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ある日の放課後。
委員会に行っていて帰るのが遅くなった私。
あ、ちなみに図書委員です。本すき。
教室に戻るともう誰もいなくて、とても静かだった。
真希は、委員会で遅くなるから先帰ってて、とお願いしてもう既に帰宅。
私もさっさと帰ろうとカバンに荷物を詰めていたら、
深「あら、Aちゃんじゃん。まだ残ってたんだ。」
渡「何してんの?」
深澤くんと渡辺くんが現れた。
『あ、深澤くんと渡辺くん。さっきまで図書委員の集まりがあって。これから帰るとこ。』
深「委員会?大変だねぇ。お疲れ様。」
『ありがとう。でも全然大変じゃないよ?本好きだし、図書室って何か落ち着くし。委員会も、ほぼ話聞いてるだけだしね(笑)』
深「そっかそっか。じゃあAちゃんに合ってるお仕事だね。」
『ふふっ、そうかも。あ、2人は何してるの?』
深「廊下で喋ってたら、ヒナちゃんに見つかってさぁ。"お!お前らええとこに!ちょっと手伝え!"とか言って、何か色々手伝わされた。マジで疲れた。容赦ないよね、ヒナちゃん。」
『それは...ご苦労さまでした(笑)災難だったね、ヒナちゃん先生に見つかるなんて。』
渡「マジで災難。こんなんだったらさっさと帰っとけば良かったわ。」
ヒナちゃんというのは、村上先生っていう学年主任。
横山先生がいつも「ヒナ!」って呼ぶから生徒もマネして呼んでる。
深「そうだ!俺らも今から帰るからさ、一緒に帰ろ?」
『え?いいの?』
深「もちろん!3人の方が楽しいじゃん♪な?なべ。」
渡「あー、まぁ。良いんじゃねぇの?」
深「相変わらず素直じゃないねぇ(笑)」
渡「うっせ!」
深「はいはい。じゃあ、帰りましょー♪」
こうして私達は3人で帰る事になった。
帰ってる途中、実は最寄りが近い事、2人には妹さんがいて、まぁまぁ溺愛してる事、深澤くんはクレーンゲームが得意な事、渡辺くんは美容に詳しくて、凄くこだわりがある事...等、一気に2人の事を知る事が出来た。
深「そう言えばさぁ、"深澤くん"ってなかなか慣れないから、"ふっか"って呼んで?」
『え?』
深「まぁ、俺的には"辰哉くん♡"とかの方が嬉しいけど、マジで照に殺されそうだからせめて"ふっか"で。」
渡「じゃあ、俺"翔太"。」
『え、え?』
急にそんな事言われて戸惑う私。
あと何か岩本くんがどうとか言ってた気もしたけど...
それはまぁ、いっか。
『え、と...分かった。』
思わず承諾した。
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ちり(プロフ) - ワラビー餅さん» コメントありがとうございます😊あと少しで終わります。よろしけれ最後までお付き合い下さい✨ (3月31日 18時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビー餅(プロフ) - 凄い展開になって来ましたね。誤解解けると良いのですが (3月31日 18時) (レス) id: c0b26c55df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちり | 作成日時:2024年2月16日 20時