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「すんません、北さんいますか」
侑くんは手慣れたもので、扉近くに座っていた先輩に普通に話し掛けた。バレー部の宮や！どっちや！？なんて教室もザワつく。侑くんてばどこに行っても人気者だな。
ハイハイと侑くんが適当な愛想を振りまいている辺りで北さんがようやく此方に来てくれた。
「どした侑、何か用か」
「俺やないです北さん。用があんのはこっち」
「おお」
「こんにちは」
どうやら侑くんの存在が圧倒的すぎて私はすっかり空気に溶け込んでいたらしい。すまん、侑の影に隠れて見えんかったと北さんは頭を下げた。そして一言。
もしかして、考え決まったんか。
答えを待つ北さんの瞳が揺れずに私を射抜く。
緊張している私の背中を侑くんがぽんぽんと2回軽く叩いた。
そろそろ私も覚悟を決めなきゃいけない。
「北さん、私」
「うん」
「マネージャーやります」
負けじと、あの瞳に負けじと。
�� 最強の挑戦者 �瓩鯲┐い觴臂�を真っ直ぐ見つめる。
そんな私を見て北さんは少し表情を緩めた。
「これからよろしゅうな、マネージャー」
***
「マネージャー就任おめでと」
「角名くん」
「これお祝い」
「･･･パン？」
廊下にあるロッカーに教科書を取りに行こうと思ったときだった。角名くんが隣のクラスからひょこりと顔を出したのだ。後ろからのそのそと治くんもついてきた。
二人から手渡されたのは焼きそばパンとメロンパン。
「ありがとう。情報早いね」
「ツムがlimeで言っとった」
見てみ、と治くんがスマホの画面を見せてくれた。
宮侑Aちゃんマネ決定したで!
どうやらバレー部スタメンの二年生limeグループがあったらしい。私が北さんに宣言した少し後の時間だ。
「ふふ･･･嬉し、わッ！？」
「サムお前余計なことすんなや」
「してへんやん。Aちゃんも喜んどったで」
目の前が急に真っ暗になったので何事かと思ったが、どうやら私は今、廊下に出てきた侑くんの手によって目を塞がれているらしい。
しばらく侑くんと治くんの詰りあいが続く。
「クールな俺のイメージが崩れるやろ！」
「侑がクールは無理があると思うんだけど」
「もっぺん言うてみろ角名ァ！」
「あ、あの侑くん、目がつぶれる」
ヒートアップするうちにどんどん私の目を塞ぐ手にも力が入って、目が痛かった。
うわすまん！と侑くんがパッと手を退けてくれたけど、周りの明るさに慣れるのに少し時間がかかった。
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かわや - まじで面白いです！ (5月6日 17時) (
レス) @page26 id: da31ddeb4b (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - REOさん» 本当ですか！？ありがとうございます！（；；）侑くん格好良いですよね...おかげで妄想が進みます（笑）先刻二部を公開しましたので、是非ご覧下さい！ (2019年9月21日 16時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
REO - すみません、めっちゃおもしろいです！あと侑がイケメンです！続きまってます！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: ae6187a256 (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 來さん» 嬉しいです！ありがとうございます...！おそらく二部公開は今週末になりそうです！長い間お待たせして申し訳ありませんが、もう少し待っていてくださいね！ (2019年9月17日 17時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
來(プロフ) - キャラクターが可愛い！！もうそれしか言えないです。夢主ちゃんも人間味があってとても素敵でした！二部も楽しみにしています、頑張ってください！！ (2019年9月15日 22時) (レス) id: 5f382bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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