検索窓
今日:4 hit、昨日:28 hit、合計:6,951 hit

:58 _JK ページ18




「はぁ... 興信所でも使った?
あ、それともヒョンが教えたのか。
まあなんでもいいけど。」


「そんなことはしていない。
リラちゃんの就職先に知り合いがいるんだ。
最近辞めたと聞いて心配していたんだが。

それにテヒョン?がどうした。」


ヒョンではないみたいだ。

てっきりヌナからの手紙を父さんに渡したのかと。

それにしたって、自分たちのしたことを棚に上げてヌナを心配するフリなんて...


「何、善人ぶってんの?
それくらいしそうじゃん。」


「お前は... 本当に子供だな。」

呆れたって顔して、
自分に非があるなんて思ってもないんだろう。


もう限界だった。


「あんたたちには言われたくないよ。

ヌナとヌナのお母さんに何した?

俺は、あんたたちからヌナを守るためなら
なんだってするよ。

縁を切ったって構わない。」


ヌナのことは、この人たちにとって取るに足らないことなんだろうか。


なら、


俺の手で壊してしまおうと思った。



誰かを犠牲にして作られた

" 幸せな家族 " なんて。




:59 _JK→←:57 _JK



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:sayu_ | 作成日時:2021年10月12日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。