ひとりじゃない証-No.2- 【金田一少年の事件簿】初代実写版 (ページ48)

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14話ページ48

あたしの部屋で美雪が寝ているという事で、朝になって美雪の傍に戻ればいいかとあたしは美雪の部屋のベッドで寝ていた。

だって1人用の部屋だからベッドは2人で寝れるほど広くないし、どうせなら1人でゆっくりと眠りたい。

毛布を頭からかぶって熟睡していると、ドンドンと荒々しく叩かれるドア。

一「A!!開けてくれ!!!」

美雪「さーちゃん、開けて!!!」

幼なじみ2人の声が聞こえてきたが、元々低血圧なあたしは寝起きがよくない。
できればゆっくり眠っていたい派なので、そのまま放置していたのだが、

一「A!!開けてくれ、A!!」

美雪「さーちゃん、お願い開けて!!」

止むことのない2人の声にあたしはうるさいと寝返りを打っていたのだが、とうとうベッドから落ちた。

『いっだああああ!!』

思い切りぶつけた頭をさすりながらドアを開けると必死な形相のはじめちゃんと美雪がそこにいた。
なに？という風に目で訴えると、

一「美雪がカゲツを見たらしいんだ!」

美雪「カゲツが窓の外に…!」

2人の言葉で一気に覚醒したあたしを先頭にはじめちゃんと美雪と一緒に部屋にある窓に駆け寄る。
するとすぐそばにある木に寝間着姿の女が首を吊っていた。
ガシッと窓枠を掴む。
あたしとはじめちゃんと美雪は目を見開いて彼女の姿を見つめた。