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『“水竜の鉤爪”ェ!』
向かって来る敵をドカーンッとふき飛ばすAの後ろ姿が目に入った。
王宮に来る前に見たのはボロボロのAの姿だった。
それが今、目の前にいる。
わたしのために敵をふっ飛ばしている。
王宮に来て何度も頭に浮かべたAの姿。いつもは強気のナミが、ウソップの言葉とAの姿を見たとたん、はりつめていた感情が破れて子供のように泣きだした。
ナミ「……ありがとう……」
ウソップ「おいおい、泣いてる場合じゃねェんだよ!」
ナミ「うん、わかってる。シキを倒さなきゃ
そのとき───
ナミの感覚が、夜空のむこうから迫り来る、見えない変化をとらえた。
ナミ「───止まって!」
チョッパー「ナミ、どうした？」
「嵐が来る!」航海士は断言した。「気圧が下がってる……きっとサイクロンが近くにあるのよ!王宮にもどるわよ!」
ウソップ,チョッパー「ええ〜!?もどる!?」
王宮で大暴れする怪物軍団を想像して、ウソップとチョッパーはそろって音を上げた。
ウソップ「あ、でもAがいるから大丈夫か……」
チョッパー「お〜い、A〜!戻れってさ〜!」
『は？』
チョッパーの呼びかけにAは敵を一掃した後、三人の元に戻ってきた。
意識を取り戻したナミを見て表情を和らげる。
『ナミ!良かった、目を覚ましたんだね。』
ナミ「ええ!さァ、A。王宮に戻るわよ!」
『え、なんで？』
ナミは自分が感じた感覚をAにも話した。
ナミの航海士としての腕を信じているAはすぐにうなずくと、また先頭をきって、王宮への道を切り開いた。
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SARA(プロフ) - 大好きです！ルフィ夢が好きなのでありがとうございます！🤍 (5月13日 20時) (
レス) @page1 id: 1b37a3f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初見です。はじめまして、 夢小説を読んでいると、繊細な文章、語彙力を尊敬したい気持ちを持ちました。ルフィと夢主との関係性も好みなタイプでした。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2020年4月23日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年4月22日 1時
