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スピードとパワーがぶつかりあった衝撃の直後、ボキッと骨が折れる音がした。
拳を砕かれたスカーレットは、腕をはじかれた。なお勢いをうしなわず、サンジはとどめの一撃をくり出した。
サンジ「“
蹴りの乱打に、巨体が沈んでいく。
ダメ押しの一撃が決まった直後、スカーレットは屋根をぶち破って、塔の内部に墜ちていった。
サンジ「それが
放り出されたロビンが、塔から落ちていくのを見つけると、サンジはあとを追って飛び降りた。
愛しのロビンちゃんを両手に抱こうとする。
───ヨホホホ!
ところが下にいたはずのブルックが、サンジの目前で、軽やかにロビンを抱きとめた。
ブルック「だいじょうぶですか？マドモアゼル。」
ロビン「ええ、ありがとう。」
華麗に着地を決めたアフロ頭のガイコツ男にむかって、サンジは、全力でツッコミを入れざるを得なかった。
サンジ「てめェ!なに、おいしいとこ持ってってんだ!オロすぞクソ野郎……!」
怒りのあまり着地することさえ忘れたサンジが、そのまま屋根を突き破っていった。
ブルック「わたし……オロされる身ないんですけど。」
ブルックの言葉と、突き破っていったサンジを見送って、カナは踵を返した。
カナ「なんか、出番なかったな……」
***
ウソップ「とにかく、ナミの安全が第一だ!怪物も海賊もAが倒してくれるから、おれたちはひたすら逃げるしかねェぞ!」
チョッパー「はァ……はァ……そうだな。それしかねェ。」
混濁した意識のなかで、ナミは仲間の声を聞いた。
ナミ「(ウソップ……？チョッパーの声もする……)」
目を覚ますと、大きな背中が、彼女を背負って走っていた。
毛むくじゃらの巨漢は、人型の人間トナカイだ。
ナミ「チョッパー……」
チョッパー「ナミ!」
ウソップ「おお、よかった!目を覚ましたか!解毒剤が効いたみたいだな!」
笑顔の仲間を見て、ナミは思い出した。自分がシキに囚われていたこと。ビリーの助けでダフトグリーンを爆破したこと。
ナミ「助けに来て……くれたの？」
仲間たちも、この王宮に来ていたのだ。
ウソップ「あたりまえだろ!おれたちだけじゃないぜ!」
ゾロも、サンジも、ロビンも、カナも、フランキーも、ブルックも、もちろんルフィとAも。
みんなが来た。
ウソップ「ほら、Aいるだろ!」
ウソップが前を指した。
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SARA(プロフ) - 大好きです！ルフィ夢が好きなのでありがとうございます！🤍 (5月13日 20時) (
レス) @page1 id: 1b37a3f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初見です。はじめまして、 夢小説を読んでいると、繊細な文章、語彙力を尊敬したい気持ちを持ちました。ルフィと夢主との関係性も好みなタイプでした。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2020年4月23日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年4月22日 1時
