【３】 ページ43
「いたぞォ!」
『邪魔。』
Aは迫り来る敵を魔力でぶっ飛ばしながら王宮の庭を走った。
チョッパーが、ダフト病に冒されたナミを背負い、ウソップと共にあとにつづく。
ウソップはAが一緒にいて心底良かったと思った。
ナミを背負った状態では戦うことは無理だ。
三人は施設に入った。
ウソップ「なんだ、ここは……」
チョッパー「ぜんぶIQだ。」
ガラス張りの温室でIQが栽培されていた。促成栽培の
ウソップ「よし!」
『薬品の臭い……この先にIQから作った解毒剤があるかもしれない。』
工場を通り抜けた三人は、奥の扉を開いた。
広い空間に出た。
円形のドーム内にさまざまな実験器具、医療器具が並んでいる。規模からして、かなりの数の科学者が、ここで働いているようだ。
チョッパー「あの怪物たちも被害者なんだよ。」
『ひどいことするわね。』
チョッパーとAは察した。
ここではSIQの開発が行われていた。そしてメルヴィユの動物たちをつかった実験が行われていたにちがいない。
ウソップ「どうすりゃいいんだ……？」
ウソップは戸惑った。薬品の瓶は、あまりにも数が多すぎて、どれがダフト病の特効薬であるのかわからない。
プップップー♪
オナラを鳴らして、陽気なピエロ男がやってきた。
ウソップ「うわっ!?敵!?A頼む!」
ウソップがすぐさまAの後ろに隠れる。
『ったく……』
Aは呆れながらふたりを庇うように前に出て、二階を睨みつけた。
吹き抜けになった研究室の二階から、顔を見せたのはDr.インディゴだ。
チョッパー「薬品の臭いがプンプンするぞ!おまえ、科学者だな!?」
Dr.インディゴ「ああ!とびっきり優秀のな!」
チョッパー「ダフトグリーンの毒薬に効く薬を出せ!」
チョッパーが叫んだ。
Dr.インディゴ「ピロピロピロ!わたすか、バカ者!これのことだろ？応急用に、いつも持ち歩いているからなァ!」
パントマイムは廃業して、すっかり口数が多くなったDr.インディゴが、薬品の小瓶を指にはさんで見せた。
『悪いけど、遊んでる暇はないの。渡してもらうよ。』
Aが両手に魔力を集めたその時。
ゾロ「なんだ、かんたんじゃねェか。」
『ゾロ……!』
ゾロ「そいつの持ってる薬を奪えばいいんだろ？どいてろ……そいつは、おれがぶった斬る。」
一刀を口にくわえた三刀流の構えで、ゾロは悠々と研究室に踏み入った。
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SARA(プロフ) - 大好きです！ルフィ夢が好きなのでありがとうございます！🤍 (5月13日 20時) (
レス) @page1 id: 1b37a3f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初見です。はじめまして、 夢小説を読んでいると、繊細な文章、語彙力を尊敬したい気持ちを持ちました。ルフィと夢主との関係性も好みなタイプでした。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2020年4月23日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年4月22日 1時
