六本木 ページ29
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「うん、行くよ〜」
五条は釘崎に胸ぐらを掴まれたまま淡々と説明する。その体制で話すのか…とは誰も今更思わない。
「ほら、せっかく1年が揃ったんだ。しかも、その内の2人はおのぼりさんと来てる。_行くでしょ、東京観光。」
「「行く〜!東京ー!」」
名案を思いついたかのように、目隠しで見えない目を輝かせて言う五条と、両手を合わせ五条の言葉に目を輝かせる虎杖と釘崎。
『「え゛」』
予想外な展開に驚くAと恵。嬉しさのあまり五条に抱きつくおのぼり2人組。
「TDL!TDL行きたい!!」
「バッカ!TDLは千葉だろ!中華街にしよ先生!!」
「中華街だって横浜だろ!!」
「横浜は東京だろ!!オマエ知らねぇのか地図見ろォい!!」
『横浜は神奈川だよ?』
「アホだな」
「んだと伏黒ォ!」
サラッとディスる伏黒に、「恵ちゃん言いすぎ」とジト目で返すA。
「重油まみれのカモメに火ィつける奴に言われたかないわよ!」
「そうだそうだー!」
「…は?」
何を言ってるんだと言おうとしたところで、五条が静まれと手で合図する。
「ゴホン、それでは行先を発表します」
先程の言い合いがピタッと止み、2人はスッと跪いた。
「……」
「_六本木♡」
「「六・本・木…?!」」
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「いますね、呪い」
『わ、古い建物〜』
「でしょ〜??」
「「嘘つきーー!!」」
反応は、六本木ですらねー!弄ばれた!など非難轟々。
「デカい霊園があってさ。廃ビルとのダブルパンチで呪いが発生したってわけ。」
『ふ〜ん…』
その後、諸々の説明を終わらせ、虎杖と釘崎は実地試験という形で廃ビルへと入っていった。
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五条side
悠仁と野薔薇は廃ビルの中へと向かった。
3人、外で待ちながら話す
『霊園にも呪いがいるの?』
Aが突然、そんなことを聞いてきた。
「探したら何体かいるだろうけど…行くの?」
『うん。私は、まだまだだからね』
「……」
スッと立ち上がり服の埃を払うA
「病み上がりなのに大丈夫?」
座ったままAに見上げて聞いた。
教師として、兄として、無理はして欲しくない
…僕の友人が昔あげた、月のヘアピン
Aが動くと、日光によってそれがキラリと輝く
『大丈夫だよ。行ってくるね!』
「まだ知ってないだけなんだけどなぁ〜…
相変わらず可愛いっ♡」
「(キモ)」
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舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (7月8日 15時) (レス) @page33 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 絵がうますぎます! (6月8日 6時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
松野星月(プロフ) - 続き楽しみ!早くみたい (2022年12月30日 12時) (レス) @page37 id: 7e5eb61c5c (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 最後不意打ちでナナミンの「シスコンはクソだ…」にまじで吹いてしまいましたwww笑いを提供してくれてありがとうございます! (2021年12月28日 22時) (レス) @page48 id: dd9bdc737b (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ariaさん» 笑ってもらえて良かったです!笑笑 (2021年4月7日 22時) (レス) id: 6023f727dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:saya20071025 | 作成日時:2021年1月21日 20時