ドリームアゲインアゲイン(黒)2 (ページ6)

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謎ページ6

ｶﾞﾗｯ

向｢あ、すんません、
今日はもうお終いで…
ってあ！めめやん！
どうしたん？こんな時間に！｣

目｢…ごめん。康二。
ちょっと、聞きたいことあってさ。｣

向｢いや、全然ええんやけどさ！
ん？聞きたいこと？
…あ、もしかして明日のこと聞いた？
めめも！
まぁ、照兄おるなら心配いらんと
思うんやけどさ、｣

目｢…あ、うん。
まぁ、その事っていうかさ、｣

向｢おん、何？｣

目｢…岩本くんとAって
俺が知ってる限りはあんまり
話すとこ見たことなかったからさ、
いつの間に仲良くなったのかなって。｣

向｢あーなるほどな！
そうそう、Aもさ、前までは
照兄のこと俺らの知り合いやけど
ちょっと強面のお兄さんって
感じに思ってたっぽいんやけど、｣

目｢…あ、うん。｣

向｢ま、それは照兄も一緒で
花那ちゃん以外の歳下の女の子と
どう接したらいいか分からんかった
っぽくてさー、｣

目｢…うん。｣

向｢お互いに会ったら挨拶程度な感じ
やったけど、ちょうど俺も今入ってる
テニスクラブにさ、入りたての時に
Aも試合観てきててな、その時に、｣

目｢…うん。｣

向｢照兄もさ、めめ同様モテるから
ファンっぽい子が試合観に来てて
その子たちがちょっと声援というか、
試合中も声大きくてってな、
選手があんまり集中出来へんかったんよなー。｣

目｢……あー、そうだよな。｣

向｢そうそう、で、俺もやけど
照兄がもうその頃キャプテンやったし、
自分のせいやって思ったのもあって
注意しようとしたら、
Aがさ、普段ならありえない
大きい声です、すみません！
し、静かにして頂けると助かります！
って言ってな！｣

目｢………｣

向｢んで、女の子達がえ？みたいな
感じやったから慌てて照兄と俺も
フォローして女の子達も静かになったんよな！｣

目｢……あいつらしいな、また。｣

向｢やろ！
で、それからやなー！
照兄とAが仲良くというか、
普通に話すようになったんも！
照兄もえらい喜んどったわ！
めめとAが恋人同士になったん
知ってさ！｣

目｢…え？｣

向｢こないだ、ふっかさんと
2人でここ来てたんやけど、
Aのことは本当の妹みたいに
思ってるから。ってな！
…まぁ、だから明日もAに
頼んだんやろうけど。｣

目｢……そうなんだ。｣