ドリームアゲインアゲイン(黒)2 (ページ40)

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岩｢…でも、真剣みたいだったし、
お礼もあったから、一緒に
トレーニングするかって言ったんだけど、
なんか、最初、俺にどうやったら
俺みたいに筋肉つけること出来ますか？とか
超真剣な眼差しで聞いてきてさ、｣

渡・ラ｢…はははっ！｣

目｢え！？いや、てか何2人笑って、｣

渡｢ご、ごめん！
なんかAらしいなって！｣

ラ｢ほ、ほんとほんと！
想像したら面白すぎて！
てか、なんで筋肉つけるってなんの！？｣

岩｢…俺もそれ聞いた。
そしたら、体力=筋肉とか
言ってて、…ぷっ！｣

目｢は！？てか、なんで
岩本くんまで笑ってんすか！？｣

岩｢ごめん、ごめん。
思い出してさ。
…で、さっき泣いた理由
知らねぇっつったけど、
俺の憶測ではあるけど
…最近さ、目黒ん家の近くで
女性の不審者出たじゃん？｣

目｢…あ、はい。そういえば、｣

渡｢あ！そういや、なんか俺も聞いた！｣

ラ｢僕も！しかも黒髪で身長高い人を
狙ってるって！｣

岩｢…そうそう。多分、それどっかで
聞いて不安になったんじゃねぇの？
目黒になんかあったらって。
泣く前に俺に不安そうな顔で
ファンの子とかになんかされたこと
とかありますか？とか言っててさ。｣

目｢………｣

岩｢俺がぶたれそうになったことは
あるって言ったら今にも
泣きそうだったし、
公園、結構人多いから
泣いてるの見られないように
まぁ、咄嗟に隠したつーか、｣

目｢………そうだったんすか。｣

岩｢…うん。だから、
俺がそう言ったってのもあるから
ほんと悪かったわ、目黒。｣

目｢…いえ、俺こそ。｣

岩｢……まぁ、安心しろ。
面白いぐらいAは
目黒のことしか見てないし、
考えてないから。｣

目｢…岩本くん、こないだ、
Aのこと、｣