1番逢いたい人2(黒) (ページ14)

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｢…あ、はい。
私に応えれることなら
ちょっと恥ずかしいですが…｣

佐｢えー！やったー！
…じゃあさ、好きになったきっかけって…｣

さっくん喜んでる姿、
やっぱ小動物みたいで
可愛いなー。

とぼんやり思いながら
私はさっくんの質問に
しどろもどろになりながらも
応えていった。

…それから色々聞かれて
応えて言ったんだけど、

佐｢…なるほどねー！
いやー、やっぱいいねぇ！
幼なじみの恋って！
…というかAちゃんに
改めてお礼言いたいわ！
これはめめと同じメンバーとして！｣

｢…え？お礼ですか？｣

私、お礼言われるようなこと
してないと思うのですが…

佐｢うん！めめさぁ、
Aちゃんと再会してから
明らかに笑顔増えて、
明るくなったからさ！
まぁ、プロだから嫌なことあっても
撮影とかでは顔に出さないように
してると思うんけど、
やっぱり人間だから俺らもだけど
どうしても波があると思うんだよね。｣

｢…は、はい。｣

そういえば前にも
翔太くんに言われた気がする。
ここ最近、蓮が笑顔だって。

佐｢それがさ、やっぱり
Aちゃんみたいな
大好きなパートナーが
近くにいてくれると
なんつーか心のビタミン剤
みたいな？安定剤に
なってくれてて良いと
思うんだよね！
…まぁ、喧嘩した時とかは
マイナスかもだけどね笑｣

そんな、心のビタミン剤なんて…

佐｢…だからさ、ありがとうね！
これからもめめのこと
よろしくね、Aちゃん！｣

とさっくんは
ちょっとくさかったかなーと
言いながら頭をかいて照れている。

…全然くさくないです。
嬉しすぎます。
蓮の安定剤になれてるか
分かりませんが…

｢…あ、ありがとうございます。｣

佐｢…うん！……って
Aちゃん泣いてる！？｣

…え？
あ、ほんとだ！
私はいつの間にか
涙を流していた。

佐｢……ご、ごめんね！
オイラが嫌なこと言ったかな？｣

｢…ち、違います！
逆でさっくんの言葉が
嬉しくて！｣

佐｢…そ、そっか！ならいいんだけど…
いや、ていうか、こんなとこ
めめに見られたら殺されるから
お願い！早く泣き止んで！！｣

｢…あ、はい。
そ、そうですよね。｣

…とは言っても1度出た
涙は中々引っ込まなくて
さっくんがどうしようか
オロオロしてた時、