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｢…ね、ねぇ、めぐ。
ひーくんって今日いないの？｣
そうそう、さっきから見当たらないけど…
私がそう訪ねて周りをキョロキョロと
していると、
目｢…岩本くんなら、個人の仕事があって
ちょっと遅れる来るって。｣
｢…あ、そうなんだ！｣
…そっか、良かった！
昨日トレーニングのことも色々
教えてもらったし、
家が近いとはいえ、
送ってもらった感じになったし、
改めて直接お礼言おうと思ってたんだよね！
私が笑ってそう言うと、
目｢……岩本くんになんか
用でもあんの？｣
｢…え、あ、うーん、まぁ、｣
…う、うーん、なんとなくだけど
めぐにジムに通ってること
あんまり言いたくないな。
……別にめぐは私のこと
ただの友達って思ってるってことは
分かってるけど、これ以上男っぽいところを
見られたくないと言いますか、
私が目線を泳がせながらも
そう言うと、
目｢…何の用？｣
｢…いや、別に大したことじゃ、｣
目｢大したことじゃないなら
言えんだろ。何？｣
…い、いや、だからなんで
そんな不機嫌そうなの！？
ジリジリと私に見えない圧をかけてくる
めぐにどうしようかと思ってると、
ス｢目黒さーん！そろそろ
準備お願いします！｣
目｢…あ、はい。｣
スタッフさんに呼ばれためぐ。
た、助かったー！！
｢あ、じゃ、じゃあまた後からね！めぐ！
私も取材の準備あるからもう行くね！｣
目｢あ、A！｣
ふぅー。
め、めぐの目がなんか知らないけど
怖い感じだったな。
まぁ、友達に隠し事とかすんなよって
言う感じなんだろうな。
……うん。そうだよね。
さっ！切り替えて仕事しなきゃな！！
そう思って急いで日高さん達のことに
向かう私だった。
目｢………｣
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年9月19日 20時
