検索窓
今日:33 hit、昨日:31 hit、合計:40,817 hit

おまけ1.(side T.O) ページ44

あの後Aの家に帰って来て、シャワーだけ浴びさせてもらって、ベッドで横になりながらAを待ってるうちに寝てもうてた。

ふと目を覚ますと、カーテンの隙間から眩しい程の光が差し込む。

あまりの眩しさに薄く開いた目をすぐに閉じて。

Aを抱きしめようと伸ばした腕はシーツの上を滑っただけやった。

…なんでやねん。なんでおらんねん。



「…Aー」



寂しいやん。2年半振りやで?

寝ぼけた声で呼んでみるけど、返事はない。



「なぁ…Aってぇ…」



ぼんやりとした頭で、少しずつ覚醒しながら何度かAを呼ぶ。

しばらくするとようやくAが顔を覗かせた。



「…なんでおらんの?」

「気持ち良さそうに寝てたから」



確かにゆっくり寝させてもろたけど。



「今日は勝手にいなくなったらアカン」



昨日は待ってる間に寝てもうたの。

疲れてたからぐっすり寝てもうたの。

せやから久しぶりに抱き枕にも出来てへんの。

わかるやろ?


俺のワガママに呆れたようにAが微笑んで、ベッドの端に腰掛けた。

その腕を引っ張って、バランスを崩したAを抱き寄せる。

この感じ、このサイズ。

Aやなぁ、って嬉しくなって、首元に顔をグリグリ押し付けた。



「めっちゃAの匂いするぅ」

「わ!なんで匂い嗅いでんの?!」



久しぶりに感じるAの匂いに安心して、つい口から出てもうた言葉に胸を押し返された。



「久しぶりなんやからええやろ。別に減るもんちゃうし」



別にわざわざ嗅いだわけちゃうけど、嫌がられるともっとやったろなんて悪戯心が芽生えてもうて。

言うてもAも満更やなくて、戯れ合うベッドの上。


まぁ、好きな女と久しぶりにイチャイチャしてるんやから、そのうちにムラっともしてくるわけで。

知らん顔して服の裾から手を滑り込ませた。

小さくAが反応して、慌てて逃げようとし始める。

もちろん逃がすつもりなんてないけど。



「…まだ朝だからね?」

「別にええやん」

「朝からそんな元気ないってば」

「心配せんでももう元気やで?ほら」

「わぁ、ちょっと!ほらって止めて!そんな心配はしてないの!」

「ほななんの心配してんの?」



抵抗するAの2つの腕を掴んでシーツに縫い付けた。

キスで口を塞いで、ゆっくりと体に指を滑らせていく。

ほんま、余計な心配せんでもAの好きな所はちゃんと覚えてるで?

唇で、指で、甘く刺激する。

2.(side T.O)→←190.最終話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
332人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞ , 大倉忠義
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:咲菜 | 作成日時:2022年8月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。