弐拾漆話 ページ36
食堂に行ったら悟くんたちに捕まるだろうと思って、ゆっくりと歩みを進めながら1年生と話をする
「はぁ〜、お腹すいたなぁ」
「さっきおにぎり食べてませんでしたか」
「おにぎり1個じゃ全然足りないよ〜…」
『ふふ、ごめんね。僕がゆっくり歩くから』
「あ、いえ全然！」
「…どこか怪我でも？」
あ〜……
そっち心配しちゃうかぁ…
『いや、怪我はしてないよ。ただ…2人ともっと話してたかったから。でも僕もお腹空いてるし行こうか』
…最後のほう凄い早口になっちゃったけど
言ってる途中で恥ずかしいこと口にしてるって気づいちゃったからねぇ…
「……ねぇ！七海聞いた⁉今の！かわいくなかった⁉ねぇ！」
「うるさい。聞こえますよ」
『…？どうかした？』
「いえ、何も」
かなり食い気味な返事だな
［餓鬼の耳を見てみな］
……耳？
えっ、真っ赤になってるんだけど七海くん
［聞いてやるなよ。照れているだけだ］
…何に？
まあ酒呑童子は間違ってたことないし言うとおりにしておこう……って、
だから話しかけてきちゃ駄目だって…
「国重さん、本当に大丈夫ですか」
『へっ？あ、うん。大丈夫』
…ほら、急に黙り込んだせいで心配させちゃったじゃないか
「ならいいですけど………まったくあの人たちは本当に騒がしい」
『あはは…』
食堂まで残り10ｍといったところ
そこまで聞こえてくる声ってなかなかだよね
なんか悟くんの声、イライラしてるような……？
「チッ、なぁ腹減ったんだけど」
「待っとこうって言ったの悟じゃないか」
「こんな遅えと思わなかったんだよ」
『ごめんね遅くなって』
「「⁉」」
「おかえりー」
悟くんと傑くんの背後から近づくと、首がもげるんじゃないかってくらいの勢いで2人は振り向いた
硝子は2人の向かいに座っていたから僕に気づいていたけど、こっそり近づく僕に察して黙っていてくれた
「おまっ、いつ帰ってきた！」
『さっき。まだ夜蛾先生に報告してないけど』
「随分遅かったじゃないか、心配したんだよ」
『…ごめんね』
こういうとき、心配してくれてありがとうって言ったほうがいいのかもしれない
でも、感謝より謝罪のほうが先に出てきてしまう
悪い癖かなぁ
「「『いただきます』」」
「あ、もう1年生と話したかい？」
『うん。皆いい子だね』
「聞いてくれよ。今日七海がさぁ…」
皆と話ができるこの時間が、僕は大好きだ
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乃愛(プロフ) - 薬研藤四郎！刀剣乱舞！まじで嬉しいです！男主の愛されってあんまりないので嬉しいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年3月17日 11時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - えっと！絵を書かせていただいて、Twitterで、出しました。黒弧って調べて見てください。 (2022年10月2日 9時) (レス) @page1 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳様。(プロフ) - 間違えて、コメント消してしまったので再コメントです…。あの…、奇跡的に苗字に国が付いてるとことか誕生日が同じとか私と共通点多すぎてビックリしました！！なんか、テンション上がりますよね(え？)www最強コンビ好きなので、この作品神作です！！ (2022年1月8日 22時) (レス) id: 0c1825ef28 (このIDを非表示/違反報告)
Dオタの極み - トウモロコシさん» コメントありがとうございます！やっぱり薬研藤四郎って人気な刀なんですね… (2021年7月14日 8時) (レス) id: acb1846eac (このIDを非表示/違反報告)
トウモロコシ(プロフ) - あ……もう刀に薬研藤四郎がいる時点で神作品だと悟った (2021年7月14日 2時) (レス) id: 59f131ffc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dオタの極み | 作成日時：2021年5月11日 23時
