私の恭敬 ページ32
七海side
第一印象は大人しそうな人
その言葉に限る
五条さんという問題児と夏油さんという隠れた問題児にいつも挟まれて、控えめに行動しているような雰囲気の人だった
苦労人なのだろうと、最初は思っていた
……いや、今でも思ってはいる
しかし、あの2人に振り回されているというわけでもなさそうだと気づいたのは、五条さんが私たちをパシリに使おうとしたときだった
「おい七海、灰原、ジュース買ってこい。俺と傑のぶんな」
「…何故ですか」
「俺は先輩だから」
「こらこら悟。いくら後輩でもパシリは良くないよ」
「夏油さんのためなら僕行きますよ！」
「…そうかい？」
『そうかい？じゃないよ』
「うおっ⁉Aいつからいたんだよ」
『さっき任務から帰ってきたの。自販機ならすぐそこなんだから、自分で行きなよ』
「……だったら俺いーし」
スタスタと歩いていく五条さんに思わず
「めんどくさ…」
と声が漏れてしまった
クスクスと笑う声がして我に返る
『拗ねちゃったかなぁ』
「私はご機嫌とりに行ってくるよ。Aはどうする？」
『ん〜……傑くん任せてもいい？』
「わかった」
一緒に行かないのか疑問に思った
いつも五条さんのご機嫌とり、あるいは五条さんと夏油さんの喧嘩の仲裁をしているのは国重さんなのに
「Aさんは行かないんですか？」
『う〜ん……ちょっとやりたいことがあってね。僕は今から自販機のとこ行くけど、2人は？』
灰原と顔を見合わせていると、今一緒に来たら奢ってあげるよ、という五条さんからは絶対出てこないであろう言葉が聞こえた
「いいんですか⁉」
『うん。七海くんは？』
「…行きます」
結局本当に飲み物を奢ってくれ、更にはあの2人のぶんも買っていた
やりたいことはこれだったのか
ついておいで、と言った国重さんの後を追えば五条さんの機嫌直しに手間取る夏油さんの姿があった
『傑くん、コーヒーね』
「！買ってきて、くれたのかい？」
『ふふ、ほら悟くん。いつもの』
「！……さんきゅ」
…この人は猛獣使いか何かか
最強2人も国重さんにだけは敵わないらしい
あの人たちを手のひらで転がすなんて、彼にしかできない
国重さんは、尊敬に値する人だと思った
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乃愛(プロフ) - 薬研藤四郎！刀剣乱舞！まじで嬉しいです！男主の愛されってあんまりないので嬉しいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年3月17日 11時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - えっと！絵を書かせていただいて、Twitterで、出しました。黒弧って調べて見てください。 (2022年10月2日 9時) (レス) @page1 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳様。(プロフ) - 間違えて、コメント消してしまったので再コメントです…。あの…、奇跡的に苗字に国が付いてるとことか誕生日が同じとか私と共通点多すぎてビックリしました！！なんか、テンション上がりますよね(え？)www最強コンビ好きなので、この作品神作です！！ (2022年1月8日 22時) (レス) id: 0c1825ef28 (このIDを非表示/違反報告)
Dオタの極み - トウモロコシさん» コメントありがとうございます！やっぱり薬研藤四郎って人気な刀なんですね… (2021年7月14日 8時) (レス) id: acb1846eac (このIDを非表示/違反報告)
トウモロコシ(プロフ) - あ……もう刀に薬研藤四郎がいる時点で神作品だと悟った (2021年7月14日 2時) (レス) id: 59f131ffc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dオタの極み | 作成日時：2021年5月11日 23時
